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2004/04/11(日)

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妖精さん妖精さん、私に(以下略)、などと言うことを書いたせいか、昨夜はひさしぶりにエロい夢を見た。夢を見ること自体、最近では少なかったのだが、エロい夢となるとなおさら。

ただし獣姦ものではなく、元ネタがビッグコミック・スペリオール連載の「ラーメン発見伝」で、わざわざ沖縄かどっかまで行ってラーメン喰ってくるとか、そういう夢だった。ラーメン喰ってくることのどこがエロいんだと言われそうだが、途中で現地のパブだかクラブだかのママが出てきて、「お礼に一晩つきあってあげる」とかなんとか、そういう展開。これがやたら艶っぽいママで、そっと頬ずりされてひと言ふた言囁かれるとそれだけで淫靡な雰囲気という……。

あまりに凄まじい色気だったので、囁きを聞きながら「あ、こりゃ人間じゃなくて、白蛇の精とかそういう人外のものじゃないか。うかうか姦っちゃったりしたら、たとえ夢でも(←夢だということは気がついている)、精魂抜かれちゃうぞ」と思って、逃げた。

まあ、それで終わりじゃなくて、コテージ(というのだろうか)に戻ってからもエロの続きがあったりしたのだが、それは別の相手だったりする。霧が濃くて相手が誰なのか判りませんでした、でもきっとあの人、っていうオチ。

それにしても……獣姦ものじゃないのはともかくとして、何故に「ラーメン発見伝」が? もしかして“発見伝”と“八犬伝”がごっちゃになって、妖精さんが妄想の配達先を間違えたのか。とすると、ラーメン発見伝でエロ妄想を企んでいた人には、八犬伝ネタのエロ妄想が配達されてしまっているのだろうか。そして「な、なんで獣姦な夢なんか……○| ̄|_ ガク」とひそかに落ち込んでたりするのだろうか。うーむ。

昨夜、八犬伝なエロい夢を見た人、誰かいますか?

この夢では他にも、私の顎に1本だけ長〜いヒゲが生えてるのをちょっきんする場面もあった。なんでそんな場面が出てきたのか知らないが、実際、そういう夢だったのだから仕方がない。やたらに長いヒゲで、たぶん1メートル以上あっただろう。もっさり生えてるのならともかく、たった1本だけなのですごく変。というか、1メートル以上もあるなら、日常生活で邪魔だろう。とっくの昔に気づけっての>俺。

もしかするとこのヒゲは、獣夢宮を立ち上げてから少しずつ積み重なってきた“慣習”のようなものの象徴だったのかも知れない。サイト立ち上げ以来、1年9ヶ月。長いわけだ。そのような“慣習”がひっついていたせいで身動きがとれず、「同じような話」という泥沼にはまり込んでいたのだろうか。でも、もう“ちょっきん”しちゃったから、私は自由だ。身軽になって、新しいことに挑戦しよう。

“慣習”とは、言葉を換えるなら“過去の蓄積”でもある。ちょっきん!!

目が覚めたら、私の枕のちょうど顎の先あたりに、縮れ毛が一本、落ちていた。こいつが私の顎先をくすぐっていたのが原因に違いあるまい。哲学して損した。

挿入場面バリエーションへの挑戦。シーン #1。


縦の裂け目をひらいた下に、根本まで濡れた生殖器が挿さっている。真っ赤に充血した、グロテスクな生殖器。性欲を煽られて躾もなにもかも忘失した飼い犬が、僕の母さんを犯している。透きとおるような白い皮膚の上に、茶色の毛皮のかたまりが乗り上げて、腰を振っている。僕の母さんを、犬が犯している。僕の母さんが、飼い犬の牝扱いされている。

母さんの手が犬の背中を抱いて、励ますように撫でる。母さんの脚がひらく。足の裏を天井に向けて、裂けるほど両脚を左右に広げている。母さんのお尻の谷間が割れて、その間にあるものが、僕にもはっきり見えている。うす茶色の肛門。下っ腹に生い茂ったもじゃもじゃの毛。ひらいた裂け目。突きまくられて、べとべとに濡れている肉の穴。犬が腰を振ると、血の塊のような生殖器が母さんの穴にずぶっと埋まる。肉がよじれて、ぬらっとした汁が溢れる。生殖器が母さんの汁に濡れて出てくると、すぐまた母さんを突き刺しに潜ってゆく。

母さんは逆らわない。母さんは犬の好きなようにさせている。犬の背中を撫でて励ましている。飼い犬の分際で思い上がったことをしているのに、母さんはそれを止めない。傲慢な顔つきになった犬が、ちらりと僕を見る。僕はただ黙って、犬が好きなようにするのを見ている。母さんの上に乗っかった犬が、母さんを見下して、お互いの立場が変わったことを確かめている。母さんは脚を開いて、毛皮に覆われた動物が主人の地位につくのを黙認している。喜んでいる。主人の望みをかなえてやって、喜んでいる。母さんは主人が欲しくて、だから飼い犬が主人になった。母さんは主人が望むことなら、なんでも受け入れる。主人が喜ぶなら、母さんも嬉しい。犬が母さんを犯して喜ぶなら、母さんも犬に犯されて喜ぶ。動物の生殖器がめちゃくちゃに突きあげても、母さんは脚を開いて喜んでいる。

「手伝って」母さんの声は泣いているようだ。「ね、手伝って、優ちゃん」

「手伝うって……」僕はどうしたらいいかわからずに、母さんと犬を見る。犬のよだれが垂れて、母さんの顔は汚い。

「母さんの脚、広げて」母さんは犬の背中を抱いたまま、泣くように言う。「もっと広げて……もっと、奥まで来れるように……カイルに、もっと奥まで来てもらえるように、したいの……お願い、優ちゃん」

僕は、母さんを犯しているカイルの後ろから近づいて、犬の腰の両脇からせいいっぱい腕を伸ばして、母さんの両脚を広げる。カイルは振り向きもしない。両脚が広がって、母さんの腰が浮く。犬の腰が母さんの腹とこすれる。母さんが泣く。

「押して!!」母さんは犬を抱いて僕に言う。「そのまま、カイルを押して!! カイルを、もっと母さんの奥に押しこんで!!」

僕は両手で母さんの脚を開いたまま、胴体をカイルの腰に乗っけた。カイルの腰がぎゅーっと母さんの腰に押しつけられる。20センチくらいあるはずのカイルの生殖器が全部、母さんのお腹の中に入ってしまう。僕の胸が犬の背中を抱いている母さんの手に乗ると、母さんはカイルを守ろうとするみたいに僕を押し返した。僕はお腹だけをカイルに乗っけて、犬が母さんの中に潜っていくのを助ける。

母さんは気が変になったみたいに仰け反って、泣いて喜んでいる。

「ああぁーーーーっ!! すごい……すごいぃーーーーっ!! お母さん、変になっちゃう!! お母さん、気が狂っちゃう!! 優ちゃんのせいで、お母さん、どうにかなっちゃいそうよぅ!! もう駄目……もう駄目ぇーーーっ!!」

「お母さん……大丈夫?」どうしたらいいのか、僕はわからない。「やめたほうがいい? ね、お母さん……ねえ……カイル、どっかに連れてったほうがいい?」

「駄目よ!! カイルを連れてっちゃ、駄目!! ああ……お母さん、変になりそう……ねえ、優ちゃん、お母さんいま、犬とセックスしてるのよ……優ちゃんが手伝ってくれたおかげで、お母さんものすごく変態になって、おかしくなりそうなの……ああ……もっと……お母さん、もっと……あ、あ、あぁ……カイル……駄目ぇぇ!!」

僕のお腹の下で、カイルが腰をもじもじさせている。何かしたいんだろうか。姿勢を変えようとしているみたいだったけれど、僕と母さんが抑えつけているので、どうにも出来ないでいるみたいだ。

「カイルが……あぁっ……カイルが……」母さんの顔がくしゃくしゃになって、苦しそうだった。「優ちゃん……カイルが……カイルが、お母さんに出してる……あぁぁ、いや……優ちゃん……お母さん、カイルの子供を生まされちゃう……」

でも、母さんは本当は嫌がっていない。母さんは本当は喜んでいる。犬の子供を生まされそうになって、母さんはもう、僕のことなんかどうでも良くなったみたいだった。

「膣内で出てるのぉ……すごい……あぁ……そんなにいっぱい注がれたら、破裂しちゃう……優ちゃん……優ちゃん!!……お母さん、もう駄目……だって、抉ってくるんだもの……あっ……突いてくる……膣内に……お胎の中にじかに……お母さん、もう……優ちゃんが見てるのに……お母さん、駄目になっちゃう!!……あ、あぁーっ!!」

僕の胴体の下で、犬のしっぽがひくひく震えている。

僕は犬の頭越しに、母さんが顔をくしゃくしゃにして何か叫ぶのを、じっと見ている。


例によって例のごとく、各キャラの名前は使い回しアリ。名前が同じだからって続編とかいうわけでは無くて、単に私が名前を考えるのをサボっているだけ。

“挿入場面バリエーション”とか言ってるけど、これってつまり「姦るだけの、やるだ系」のような気が。むう、しぶといな、このミームは。「やるだ系」は獣夢宮の登録商標です(大嘘)。

まあ、それはともかく。“挿入場面バリエーション”というネタの目的は、「動物のペニスが挿入されて射精する話」の、その挿入/射精シーンをいかに差別化するか、という点にある。挿入に至るまでのストーリーの流れには関知しない。獣姦モノの場合、往々にして「なぜ動物と姦ることになったのか?」という事情を説明するほうに力点がいってしまいがち(少なくとも私はそうだ)なのだが、読者が求めるのはむしろ「動物と姦ってる場面そのもの」だろう。

ネット上で獣姦エロ小説を見つけたとき、姦ってるシーンを探して一気にスクロールしちゃったことのある人、素直に手を挙げなさい。(はい。(-_-;)/)

書いているほうにしてみれば、途中の話の流れを無視されたんではたまらないわけだが、でも普通の小説とエロ小説とは、読者の求めるものがかなーり違っているように思う。普通の小説は「ストーリーの変転を楽しむもの」だが、エロ小説は「エロシーンを楽しむもの」だと思う。つまり、ストーリーそのものは単なる飾り。ジオングの脚。えらい人にはわからないが、エロい人にはよくわかっている。何だかわからない文章だな。

読者の目的がエロシーンであるなら、最も力を入れるべきはエロシーンであるべきで、獣姦の事情説明はまあ二の次でよろしい。よろしい、と言うより読む側で二の次にしてしまう(たぶん)。まあエロシーンの後で読んでくれるのでも、私は構わないが。うむ、ここらへん、ちょっと微妙だな。なにしろ私自身、エロシーンのために書いてるわけだし。利害は一致しているから、特に問題は無いような気がするのだが、ではエロシーンだけ大量生産してればいいかというと、それでは味気ないとも思う。ううむ、微妙。

こりゃあもう、価値観の問題だな。エロ抜きで満足できるかどうか、という問題だ。厳密には「満足できるにはどんな要素が不可欠か」という問題。最低限必要な要素が何で、“できれば欲しい”という要素は何なのか。価値観なんて人それぞれだから、完全にマッチすることは、たぶん期待できない。しかも同じ人でも、読書経験を積むと要求が変わってくる。5年前の私と、現在の私とでは、欲しいと思っているものが違っている(たぶん)。5年後の私も、たぶん違っているだろう。

いきなり話を変えるが、30年前のマンガと現在のマンガとでは、ストーリー的にも絵的にも、クオリティに大きな開きがある。

なぜそんなに違ってしまったかというと、読者の要求が変わってきたからだ、と思う。ただし、いきなり「もっと高度なストーリーで、もっと見栄えのする絵を描け」という要求が出たわけではなく、それまでに出たマンガを踏み台にして、ちょっとずつ変化が加わってきた(のではないか)。そういう“ちょっとした変化”は、ミクロ的には嗜好の変化という程度のものだが、30年くらいも経ってから振り返ると、大きな品質の変化となって見える。それまで誰も特に問題にしなかった細部をつつくようなストーリーとか、ちょっと変わった表現技法とか(端的な例が、汗とか怒りの#とか)が、いろいろなマンガで使われ、蓄積され、重複されて、結果的に品質に大きな差異をもたらす。

こういった変化は、たぶんエロ小説でも同じような差異をもたらすだろうと思う。今のところは「ちょっと珍しい」程度の技法や切り口でも、そういうのが複数組み合わさって、洗練されていけば、30年もすれば信じられないような高次元の技法や表現や構成になっているはずだ(と思う)。

ありゃ、何の話だっけ?

ああ、そうだ。“挿入場面バリエーション”の話だった。……というわけで、挿入場面だけであっても、いろいろバリエーションを研究してみるのは、将来のために役に立つかも知れないなー、という……む、そんな話だったっけか? まあ、いいや。

なんせ「エロい人にはよくわかっている」のあたりを書いたのが 14:00 くらいで、今この文章を書いているのが 00:20 だ。途中で10時間も経過してりゃ、話の筋もとぶってもんだわな。(← 開き直り)

でもってアレだ、細かいことはどうでもいいから、とにかくエロを書くですよ、エロを。もちろん獣姦のエロを。そして、みんなでハァハァするです。

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