<< 前へ Delusion Storage へ戻る 次へ >>

2008/08/06(水)

昨年言ってたアレなイベントが、1年遅れで進行中。実際には6月半ばに事態が確定し、それから約2ヶ月間、地道に引っ越しの下準備をすすめていたのだが、うん、もうじきここからいなくなるよ。

家族と同居ということになるので、堪えがたきを堪え、忍びがたきを忍んで、「現界への望楼」のために収集した書籍・コミックスを大量放出した。放出したもののうち8割はおそらく2度と入手できまい。というか、そういうたぐいのシロモノはもう入手するわけにいかないのだが。というわけで「現界への望楼」は今後、開店休業が決定されました。(ー人ー)ナムー

ネタばらしするが、今年の7月に立て続けに「現界への望楼」を更新してたのは、このコンテンツ大放出のせいだったりする。入手はしてたけど(未読とかめんどくさいとかで)「限界への望楼」に反映させてなかったものを、手放す前になんとかレビューを書いておこうという悪あがきなんである。実際、「獣 for ESSENTIAL 7」なんかはレビュー書いた翌々日には古本屋行きになった。シリーズまとめて売りに行ったので、古本屋さんは喜んだかも知れない。あるいは、こんなマニアックにも程があるもんを大量に持ち込みやがって、と思ったかも。

今回の引っ越しに当たって、最大の問題点は、やはりネット環境だろう。光も ADSL も引いてないのは分かってたんだが、今回引っ越しが本決まりになったので「しゃあない、光でも引くか」とNTTのサイトに行って契約しようとしたら、あらビックリ。サービス提供範囲外ですよ。光どころか ADSL も提供範囲外。フレッツISDN は提供しております、って今さら 56K 程度の回線なんぞいらんわ。PHS 経由でさえ 64K はあるというのに。まあ ISDN は品質保証があるのでほぼ確実に 56K は確保されるのだろうが、だからどうした。さっさと光提供しろ。

それにしても困った。ネット接続は、いまやライフラインだ。新聞もテレビも要らないが、ネットに繋がらない、繋がっても充分な通信速度が確保できないというのは、世間から隔離されるのと等しい。だいたいちょっと考えてみても、

などの弊害が予想される。

まずネトゲが出来ないというところで、精神的ダメージが大きかった。いや最近はあんまログインしてなかったんだけどさ。でも今回の場合「個人の都合で引っ越す → 現在の会社を辞めて新しい職場を探す」なわけで。しかしそんなすぐに次の職が見つかるとはとても思えないので、じゃあその間は堂々とネトゲ廃人になれるね、ワーイ……と不謹慎な予定を立てていたわけだ。

また放置期間延長か。くそぅ。俺が料理大会(月間)で優勝できるのはいつの日になるやら。

XBOX Live のほうも大変問題だ。なにしろ今年の秋にはオブリでシヴァリング・アイルズが提供されるという話もあるし、てことはおそらく XBOX Live 経由で追加コンテンツとして提供されるんだろうなー、と期待していただけに、これが入手できないとなると大変くやしい。

オブリ以外でも、XBOX Live で入手できるデモ版のゲームは、なかなか良い暇つぶしだったんだけどなあ。

XBOX といえば、ここ1年くらいに遊んだゲームって、ほとんど XBOX360 用のゲームばっかりだったなあ。真・三國無双4 Empires を時々思い出したようにプレイしつつ、昨年秋の OBLIVION、今年に真・三國無双5(これはちょっと期待はずれだった)、BLADESTORM(買ってから4ヶ月間ハマっていた)、L4U(速攻で実績1000出して以来プレイしてない)、それと3日前に TEST DRIVE Unlimited を買ってきている。TDU はオンラインプレイがウリみたいだが、オフラインでも充分楽しめるようなので、引っ越したら当分はこれのお世話になることだろう。

そう言や、つい先日にソウル・キャリバー4が出てるな。買ってないけど。キャラエディットは凄そうだが、肝心のゲーム内容が試合ばっかりなように思えたので、今回見送り。オンライン対戦は進歩かも知れないが、対戦自体あまり好きじゃないしなあ。

そしてオトメディウスG。ゲーセンではけっこうプレイしたけど、XBOX でまでやるかどうかは微妙。そもそもシューティングゲームを家庭用機体でプレイするのはツライ。このゲーム自体はシューティングの新機軸を打ち出したってことで、とても評価できるゲームなんだけどな。萌え要素のことじゃないぞ。RPGみたいな成長要素を取り込んだってことだ。

RPGと言えば。ネット接続環境がある内に、これだけは書いておかねばなるまい。PUZZLE QUEST だ。

パズルクエスト(アルファベットだと書きにくいからカナで書くよ)は XBOX Live でダウンロード購入するゲームなんだけど、気がついたらハマってたゲームだった。対戦パズルにRPG要素を持たせたようなゲームで、特に対戦部分がちょっと秀逸。パズルゲームで対戦って言うと、普通は「左の画面が1P、右の画面がCPUだね。連鎖させるとお邪魔攻撃だね」とかいうイメージがあったんだけど、パズルクエストの場合は、自分とCPUが同じ画面でプレイする。同じ画面でどうプレイするのかというと、一手づつ交代でプレイする。

えーっと基本的なシステムとしては、隣り合ったアイテムを入れ替えて縦または横方向に同じアイテムを3個以上並べると、そのアイテムが消失、消えた部分には上にあったアイテムが落ちてくる、というタイプ。ZOO KEEPER と同じシステムですな。

で、消失したアイテムの種類によっていろいろ効果が得られるようになっていて、お金を消すと Gold を得るとか、☆を消すと経験値追加とか、そんな感じ。そしてドクロを消すと、対戦相手にダメージ。ダメージを与えて、相手のHPをゼロにしたら勝ち。自分のHPがゼロにされたら負け。

一手で交代なので、自分が操作した後の盤面をきちんと予想しないといけない。操作した結果、CPUがドクロを揃えられる状態になりました、とかならないように気をつけるわけだが、これがなかなか……。

さらにこのゲームには4個消し以上はもう一回続けて操作できる、というボーナスがあるので、目先のドクロに目がくらんで4個消しの種を見逃すと、次のCPUターンで4個消し連発されて一気にドツボ、という展開もある。ありすぎて泣ける。

これだけだとちょっと毛色の変わったパズルゲームだが、これにRPG要素が加わって話はさらにややこしくなる。この場合は装備と魔法。装備品にはいろいろ効果が付いていて、受けたダメージを軽減するとか、一定以上のダメージを受けたらその半分のダメージを相手に与えるとか、取得マナが一定以上なら毎ターン体力回復とか、いろいろ。レベルの高いアイテム(伝説レベルとか神レベルとか)だと、とんでもなく凶悪な効果が付いたりする。

魔法もいろいろあって、単純に相手にダメージを与えるもの、自分の体力を回復するもの、相手を毒状態にする(一定期間、ターンごとにダメージ)もの、相手を一定期間行動不能にするもの、とか、とか。ただし、魔法ごとにそれぞれ必要なマナが設定してあって、マナが足りないと使用できない。たとえば「山火事」の魔法だと火と風のマナがそれぞれ……いくつだっけ? とにかくそのマナを、盤面で3つ揃えてゲットしていくわけだ。目先のドクロをとるか、将来の魔法のためにマナを取るか。ま、普通はドクロなんだけど。

このゲーム、ストーリー部分がやたら長くて、しかも切れ目が無いもんだから、気がつくと一晩中プレイして夜が明けました、ってこともある。あったよ。ありまくったよ。

アイテム消失後に上から降ってくるアイテムがなんかイカサマ仕込みっぽく感じられるときもあるけど、基本的には良ゲー。ただし……

ただし、日本語が。壊滅的に駄目です、日本語が。「ダメージを。無効」とか平気で書いてるし。「10%の確立」とかデフォだし。句読点の位置を間違えるってどんだけだよ! 機械翻訳でも「確率」って正しく訳すだろ! 日本語の出来ない人が機械翻訳してもここまで酷くはないはず。あるいは言葉をよく知らない日本人(こういう言葉は使いたくないけど「ゆとり」な人)が文章書いたとしても、句読点間違えるなんてありえないはず。

いったい何をどうやったらこんなに酷い文章を生成できるんだっつーくらい、酷い文章だ。日本語になってないとかいうレベルじゃなく、オマエそれってわざとやってるだろ? もしかしてギャグで言ってるのか? と真顔で突っ込みたくなるレベル。ギャグならつまんねーよ。普通に日本語書け。

たぶん海外の会社が作ったゲームなのかな、それを日本語に訳すとこでうまくいかなかったのかな、とも思ったんだけど、キャラのグラフィックが思いっきり日本RPG的絵柄だったりして、なんつーか、ええと無国籍的なゲーム。ほんと、どこだよこれ作ったの。なまじシステム自体は良ゲーなだけに腹が立つ。

今ググってみたら、DS版やPSP版も同時期にリリースされてるな。じゃやっぱり日本のメーカーなのか……と思ったら、攻略wikiによると海外でリリースされたものを日本語化したものらしい。……やっぱり無国籍ゲームでいいや。

そんな楽しい時間もあとわずか。赤城の山も今宵限り。

はやく光が来ないかなあ。


<< 前へ Delusion Storage へ戻る 次へ >>