「まあ、随分と貯まってそうねぇ。」
「これだけ貯まっていると辛いでしょ・・・今、楽にしてあげるわね。」
美和子は大きな睾丸を優しく撫でながら言った。
山野美和子、○○大学霊長類研究所○○モンキーセンターに勤務して2年になる。(美沙の日記番外編3参照)
美和子は今、朝倉養豚場の種豚の豚舎で1頭の種豚の睾丸を撫で回している。
夜の養豚場は無人になる為、静かであった。
床に敷き詰められた藁を踏み潰す、カサカサという音だけが豚舎に響いた。
最初の頃は、美和子が豚舎に侵入すると、豚達は驚いてブーブー、キィキィ、と鳴いたが、今はもう鳴声をあげるものは居ない。
「さあ、始めましょ。」
美和子は立ち上がると、柵に掛けておいた大きな布のバッグに手を伸ばした。
バッグの中に手を入れると、液体の入ったポリ製のボトルを取り出した。
ボトルの蓋には20cm程のチューブが付いている。
ボトルの中の液体は、体温程度に暖めてある生理食塩水であった。
「さあ、豚太、始めるわよ。」
美和子はこの種豚に勝手に名前を付けていた。
この豚太は朝倉養豚場の主人の自慢の種豚であった。
豚太の子供が食肉部門で、3回程農林水産大臣賞を取った事がある程の朝倉自慢の種豚である。
豚太は慣れているのか、美和子の傍に来て大人しくしている。
美和子は医療用のゴム手袋をはめると、しゃがみ、豚太の股間に手を伸ばすして、包皮内の尿溜まりの尿を搾り出した。
豚のペニスは包皮という鞘に常に納まっているので、残尿が残るのである。
包皮から豚太の細長く先端が螺旋状になったペニスを引っ張り出すと、ポリ製のボトルを押した。
ボトルのチューブの先端から、勢い良く生理食塩水が飛び出し、豚太のペニスを洗い流す。
美和子は豚太のペニスをしごく様に丁寧に洗うと、包皮内も生理食塩水で綺麗に洗い流した。
「さあ、前処理は終わったわ。」
美和子は手袋を外しながら立ち上がり、空になったボトルをバッグに戻した。
季節は11月中旬、しかし、豚舎の中は意外と暖かかった。
美和子は紺色のジャンパーを脱ぎ、柵に掛けて黒いスカートのホックを外し、ジッパーを下げた。
スカートが足元にパサッと落ちた。
豆電球の薄暗い豚舎でも、ピンク色のスキャンティは良く映えた。
薄いニットのセーターの裾に手を掛け、上に捲り上げると形の良い乳房が露になった。
美和子は豚太との交尾にブラジャーは不要との考えで、豚太と逢う時はいつも着けないでいた。
豚太が美和子の股間を2,3回程鼻先で突っついた。
「なによ、催促してるの?」
美和子は脱ぎ終えたセーターを、柵に掛けながら言った。
豚太が今度は下から突き上げるように股間を突いてきた。
「解ってるわよ。」
「慌てない、慌てない。」
美和子は豚太の顔を払い、スキャンティの淵に指を掛けて一気に降ろすと、スキャンティが丸まって足元に落ちた。
大きなバッグから、枕と四角い白色の容器を取り出して、美和子は柵の中央へ移動した。
移動している時も豚太は後ろから、美和子のお尻を突き上げ続けていた。
「ハイ、ハイ、解ったわよ」
美和子は枕を藁の上に置き、白い容器の蓋を開けて中の白いバリウムのようなものを掬い取った。
掬い取ったものを豚太の鼻先に差し出すと、豚太は旨そうに全部舐め取った。
綺麗に舐め取ってもまだ、美和子の掌を舐め回している。
豚太が旨そうに舐め取った物はヨーグルトであった。
美和子は枕の上に腰を降ろすと、乳首を中心にヨーグルトをたっぷりと乳房に塗る。
豚太との交尾に入る前のいつもの行為である。
豚太が乳房のヨーグルトを舐め取り、乳首に吸い付いた。
子豚が母豚の乳を吸うように、美和子の乳首を吸う。
豚太に乳首を吸わせる為、美和子の乳輪は大きくなった。
否、正しくは乳輪より一回り大きな赤茶けた吸い痕が付いているのである。
「ん、んん・・」
美和子は気持ちが良いのか、喘ぎ声を上げ、母親が赤ちゃんを見るような優しい眼で豚太を見詰めている。
「あなた、だんだん上手になってくるわね。」
豚太が乳首から離れると、直ぐにヨーグルトをタラ〜ッと乳首にかける。
すると直ぐに豚太がまた乳首に吸い付く。
この行為を何度か繰り返した後、美和子は仰向けになり、藁の床に背中を着けた。
枕の高さ分だけ、下腹部辺りが競り上がる。
美和子は脚を開き、すでに潤んでいる媚裂を指で大きく割り開くと、ヨーグルトをたっぷりと流し込んだ。
「さあ、今度はこっちよ。」
美和子は黒々と縺れ合う陰毛の生えた恥丘を、ポンポンと叩いた。
美和子の股間にも媚裂を中心に内腿など至る所に吸い痕が付いている。
これは、チンパンジーのリオが交尾が終わった後、付けるものである。
美和子は豚太の他にチンパンジーとも肉体関係を持っていた。
類人猿は行為に入る時に、そこに毛等があると毛繕いをまず行う。
美和子にとって、その毛繕いの時間が大切なのである。
毛繕いの間、お尻を高く掲げ、媚裂をリオの目の前にさらして交尾の時を待つ。
チンパンジー相手に交尾を待つという、恥ずかしさがやがて官能に火を点けるのである。
美和子の大きく開いた脚の間に、豚太が鼻をブホブホと鳴らしながら入って来た。
鼻先で美和子の媚裂を2,3回突っ突くと、股間に吸い付いて来た。
媚裂に舌を掻き入れては、掻き出すようにヨーグルトを食べた。
豚太の舌は美和子の内襞を舐め回し、奥へ、奥へと舌を入れては内襞を舐め回し続ける。
美和子はハア、ハアと息を荒げ、瞳は虚ろになり頭を左右に振る。
「う、うむ・・・」
「・・・あ、あむ・・・いいッ・・・」
ハァハァッと苦しげに息を吐いては歯をかみしばり、それでもこらえきれず、また喘いだ。
豚太は夢中で舐め回し、興奮しているのか鼻はフゴフゴと呼吸を荒げ、ベチャベチャと音を立て膣の中を舐めまわす。
美和子の媚裂からは、ポタッ、ポタッと溢れ出る豚太の涎が藁の上に落ちる。
腰はうねり、乳首はツンと尖り、両手は敷き詰められた藁を力強く握り締める。
「ヒッ、ヒッ、」
悲鳴のような呻き声が漏れ、美和子の身体は大きく弓反った。
「クッ・・・」
美和子は大きな喘ぎ声を上げたかったが、必死にこらえた。
豚太は、いくら内襞を舐めまわしても、ヨーグルトの味がしなくなったので、媚裂を舐めるのを止めた。
豚太の涎が糸を引きながら、美和子の媚裂から離れる。
「あッ・・・」
豚太がいきなり離れたので、美和子は残念そうに声が出た。
美和子の陰毛は豚太の涎でべっとりと濡れている。
美和子の裸身は汗でヌラヌラと光って、玉の汗がツーと肌を滑った。
「・・・もう・・・来ていいわよ。」
美和子は虚ろな瞳で豚太を見詰め、両腕を広げて迎え入れる格好をした。
豚太が美和子の傍にやって来た。
豚太を愛おしく見詰める美和子。
豚太は白い容器に残ったヨーグルトを舐め始めた。
「・・・・・」
美和子は豚太の股間を見た。
美和子は、包皮からいきり立つ細長いペニスが出ているのを期待していた。
しかし、ペニスは包皮の中に納まったままであった。
「はあ?・・・・ヨーグルトを催促してたの」
「あんたが催促してたのは私じゃなかったの?」
「もう・・・・」
美和子は身体を捻り、四つん這いになると豚太の股間に顔を入れた。
愛液が混じった豚太の唾液が、美和子の媚裂からポタッ、ポタッと黒々とした陰毛を伝って藁の上に落ちた。
美和子は豚太の包皮口に吸い付き、ペニスを吸い出そうとした。
2,3回程、グチュグチュと音を立てて強く吸ったが駄目だった。
「もう世話が焼けるわ」
美和子は包皮内に舌を入れ、ペニスの先端を舌先で舐め回す。
クチュッ、クチュッと湿った淫靡な音を立て、螺旋部に舌を絡めて吸い出した。
吸い出したペニスの茎の辺りを握り、強く引っ張り出した。
手を離すとダラリと力無く垂れ下がった。
フーッと溜息を吐くと、螺旋部を口に含んだ。
チュパッ、チュパッと螺旋部をコイルを伸ばすように強く吸った。
豚のペニスの螺旋部は意外と柔らかく、そのため射精する度に大きく震えて、子宮の内側を刺激する。
舌先で茎部分をチロチロと舐めまわしては、螺旋部に舌を絡ませる。
数分後、ブヒッ、ブヒッと豚太が興奮しだし、やっとその気になったのか腰を振り出した。
硬くなったペニスが、包皮口を勢い良く出入りする。
美和子は豚太の下に潜り込むと、傍にある枕を手繰り寄せて腰の下に宛がった。
枕を宛がうと下腹部がせり上がり、無防備な媚裂が豚太のペニスの前に晒された。
枕は美和子が豚太の包皮口の高さに合わせて作ったものである。
豚太が突進してきて、腰を突き出す。
美和子の媚裂は先程の豚太の舌戯により充分に濡れ、だらしなく口を開き切り、迎え入れる準備は整っていた。
豚太のペニスは、唾液で濡れた美和子の陰毛辺りを2,3回擦ると、ニュルッと先端が媚裂の奥に隠れた。
美和子の媚裂は豚太のペニスを咥え入れると、ススーッと吸い込むように根元まで呑み込んだ。
美和子の媚裂に、豚太の包皮口が吸い込まれる様に密着した瞬間であった。
豚太は何度も美和子と交尾を繰り返しているので、最近は美和子の介添え無しでも媚裂を捉える事ができる様に成った。
美和子の媚肉にゆっくりと豚太のペニスが分け入ってくる。
「ああッ」
美和子は待ちわびた快感に、思わず甘い声が漏れた。
美和子の媚裂と包皮口は密着したまま、まるで美和子の愛液を掻き込むように豚太のペニスは包皮内と媚裂内を往復する。
豚太が包皮口を密着させたまま、美和子に杭を打ち込むように腰を強く打ち込む。
杭が打ち込まれるように、美和子の身体が下腹部から乳房にかけて上下に大きく揺れる。
豚太のペニスの螺旋部が美和子の媚裂の内襞を撫でるように擦り回る。
美和子は細長い豚のペニスを充分に味わおうと、大きく腰をくねらせる。
美和子は豚太との交尾を重ねるうちに、細長い豚のペニスで快感を得る方法を会得していた。
腰をくねらす度に、包皮口が媚裂の周りを、そして女芯を刺激する。
「ああ、豚太・・・・あ、あむ・・」
豚太の細く長いペニスが繰り返し、美和子の最奥に届き、螺旋部が子宮口を愛撫しては退いて行く。
とろけ、たぎった肉襞が、いっせいにざわめき、待ちかねたように絡み付いてゆくのが解った。
豚太の包皮と密着した美和子の媚裂は、すでに愛液でぐちょぐちょに濡れていた。
やり場の無い両掌を美和子は自分の髪の毛を掴み、唇からは甘い呻き声が漏れた。
豚太が、美和子の子宮を捕らえようと、大きく腰を打ち付ける。
美和子は腰を引いて、豚太の子宮への進入を防ぐ。
「ああッ・・・まだよ・・・」
「んん・・・ああん・・」
美和子は腰をうねらせ、豚のペニスの快感を楽しんだ。
豚太は早く美和子と一対に成りたくて、何度も腰を強く打ち付ける。
美和子の子宮口は豚太の侵入を待ち焦がれ、すでに緩んでいる。
美和子は数度、子宮への進入を防いだ後、豚太が腰を強く打ち付けると同時に媚裂を包皮口に強く押し付けた。
最奥の柔肉が貫かれていく感覚に美和子は呻き声を上げた。
美和子の子宮になじんだ、豚太のペニスが子宮口を抜け子宮内に入った。
美和子はもっと深く豚太のペニスを咥え入れようと、腰を左右に小さく振りながら包皮口になお強く押し付けた。
今や、美和子の媚裂に空気の入る隙間さえない程に包皮口周りは完全に食い込んでいる。
美和子の子宮口は、豚太のペニスを逃さまいとしっかりと咥え入れ、絞り込んだ。
豚太のペニスが膨らみ、ビュッと熱い精液が美和子の子宮内に勢い良く吐き出される。
その度にペニスの先端が子宮の中を暴れまわり、子宮壁を愛撫するような感覚に美和子の頭は虚ろになり、悶絶せんばかりに呻く。
リズミカルに精液を吐き出し、子宮壁を愛撫する快美に美和子の裸身は、よがり声と共にうねり艶やかに色付いてゆく。
豚太に貫かれている媚肉からは絶えず愛液が溢れ出し、美和子が腰をうねらす度にジュクジュクとかすかな音を漏らしていた。
豚太のペニスが膨らみ、美和子の子宮口を押し広げ、勢い良く子宮内に精液を吐き出す。
その振動が美和子の子宮から体の芯に伝わり、美和子は豚太と一対になっていると感じる。
「ああ・・たまらないこの感じ・・・いいッ・・」
美和子は快美の渦に翻弄され、頭をグラグラとゆすり絶頂に近づいていた。
まっすぐ前を向いている豚太も気持ちが良いのか、眼を細め口を半開きのままジッとしている。
半開きの口からは涎が垂れ、美和子の顔の上に落ちた。
2滴、3滴と涎は次々と落ちた。
美和子は虚ろな視線が宙を彷徨い、大きく口を開け舌ですくうように豚太の口から落ちてくる涎を受け止める。
1滴も逃さないように涎を受け止めようと美和子は小さく顔を左右に振る。
ポタリと美和子の口の中に涎は吸い込まれるように落ちていく。
美和子は涎をゴクリと飲むと、また口を大きく開け次の涎が落ちてくるのを待った。
美和子は絶頂を迎えつつあった。
玉の汗に濡れた美和子の身体は小さく痙攣を繰り返し、包皮を咥えた媚裂は包皮を吸い込むかのように収縮した。
暫くして、美和子の汗まみれの裸身に痙攣が走って、そしてひときわ大きな痙攣がきた。
「ああ・・・・」
豚舎に美和子が絶頂を迎えた声が響いた。
ぐったりとしてハァハァと大きく呼吸をしている美和子の顔の上に、豚太の涎がポタリと落ちた。
美和子は掌で拭い取りそれを舐めた。
まだ豚太の射精は続いていた。
美和子は朦朧とする頭の中で思った。
「明日は搾取日」
「1適たりとも他の牝豚には渡したくないわ、あなたは私だけの牡豚」
「だからすべての子種を私の中に出してちょうだい」
豚太の射精も終わりに近づいていた。
子宮の入り口を塞ぐ為に吐き出す精液がゼリー状に変わってきていた。
ゼリー状の精液を吐き出しながら、豚太のペニスは萎んでゆく。
美和子の子宮口は逃すまいと硬く閉じるが、萎んでゆくペニスはゼリー状の精液は吐き出しながら美和子の子宮から去って行く。
美和子はいつもの様に媚裂を包皮に押し付け、腰を左右に小刻みに包皮ごと揺すって刺激を与える。
グチュグチュと淫靡な音が媚裂からもれた。
豚太のペニスが子宮から抜け膣内に留まると、美和子は腰を揺するのを止めた。
美和子は別れを惜しむように媚裂を締め、膣内の内襞が豚太のペニスに絡みつく。
膣内に留まる豚太のペニスに美和子は余韻を楽しむ。
暫くして豚太が少し後ろに退くと、美和子の媚裂に食い込んでいた愛液にべっとり濡れた包皮口が現れた。
続いて包皮口から引っ張られるように伸びたペニスの茎が媚裂から徐々に現れる。
スポンという音と同時に媚裂からペニスの先端の螺旋部が抜け出た。
「あッ」
美和子は思わず声が出た。
しなびたペニスが力無くダラリと包皮から垂れ下がっている。
豚太の濡れた包皮口から、掻き入れられた美和子の愛液が、ポタッポタッと数滴藁の上に落ちた。
美和子の愛液と、豚太の粘度の高い精液が入り混じった粘液が糸を引く。
力無く垂れ下がった螺旋状の先端から、別れを惜しむ美和子の媚裂へと粘液の糸が繋がっている。
今、豚太と美和子を繋いでいるものは、この粘液の糸だけであった。
豚太が美和子から離れると、唯一、豚太と美和子を繋いでいた粘液の糸はプツッと途切れた。
美和子の大きく開いた内腿の付け根のだらしなく口を開き切った媚裂。
美和子の愛液と豚太の唾液で濡れきった、柔らかく艶やかに縺れ合う黒々とした陰毛。
その美和子の陰毛に、所々豚太の白い体毛が縫いこまれた様に縺れ合っていた。
美和子はだらしなく包皮から垂れ下がる豚太のペニスを見詰めていた。
数分後、美和子は帰り支度を始める。
腰に宛がった枕を持って立ち上がり、柵の傍にふらつきながら歩み寄った。
いつもより子宮にズシッと重みを感じた。
「明日、搾取して量の少なさに朝倉さん驚くだろうなぁ」
独り言を言いながら脱ぎ捨てたスキャンティを着けた。
豚太が近づいてきて、美和子の股間を鼻で押し上げる様に突っついた。
「全部私に出してくれて、ありがとう」
「いつもよりすごい量、お腹がパンパンよ。」
「これでスッキリしたでしょう」
「明日は1滴も出さないように頑張るのよ」
美和子は豚太の頭を撫でながら言った。
その日、美和子は風呂で身体を綺麗に洗って就寝した。
翌朝、少し寝坊をした美和子は慌てて出勤準備をしていた。
靴を履いてドアを開けようとした時、思い出した。
「あっ、今日はリオの検診日だわ。」
美和子は少し躊躇したが、スカートの裾から手を入れて、スキャンティー脱ぎ捨てた。
ドアを開け急いで職場へと走り出した。
11月の朝のひんやりとした空気が股間に触れた。
リオは美和子が下着を着けていると必ずビリビリに破ってしまうのである。
「フ〜ッ、何とか間に合ったわ。」
美和子はただ気懸かりであった。
綺麗に体を洗ったけれど、昨夜の豚太との交尾を気付かれる事が。
「失敗したわ、今日がリオの検診日ということをすっかり忘れてたわ。」
美和子が豚太と交尾したことが解ると、リオは暴力的になるのである。
暫くして、診察室のドアがトントンとノックされた。
「どうぞ」美和子は返事をすると、飼育員がリオを連れて入ってきた。
「山野さんお願いします。」
と、云っていつもの事だが飼育員はリオを部屋に入れると、ドアを閉めて出て行ってしまう。
リオはチンパンジーの中でも大型の方である。
リオが美和子に駆け寄ってくる。
「さあ、リオ診察・・・」
美和子が言いかけた時には、リオは美和子のスカートを捲りあげていた。
「は、着いてないわよ」
美和子は素早くスカートの裾を下げる。
リオは美和子の腕を引き、診察台と壁の隙間に美和子を引きずり込んだ。
「リオ診察が先よ」
美和子が言うが早いか、リオは美和子の髪の毛を引っ張った。
「痛い、痛い、解ったわよ」
美和子はリオの肉棒を掴み、軽くしごき始め、肉棒の皮をめくり、尿道口を舌先で舐めまわす。
リオは美和子の髪の毛を掴んだまま、美和子の動きを見ている。
リオの肉棒が硬さを増してきたところで、美和子はポケットから少し幅のある輪ゴムを取り出し、リオの肉棒に縛り付けた。
チンパンジーの交尾時間は短い。
挿入から射精まで、10秒程の短さである。
類人猿の交尾時間は短い。
ただし、オランウータンだけは1分から10分位とある文献に書いてあった。
美和子はこの短い交尾時間を延ばすために、いつもリオの肉棒を輪ゴムで絞めている。
「さあ、準備は出来たわ。」
美和子は四つん這いの姿勢をとった。
リオが美和子の背後に回りスカートを捲し上げる。
美和子のむっちりと肉感のある、白く谷間の切れ込みが深い臀部がリオの目の前に現れた。
美和子は太腿を大きく開き、お尻を位置を少し下げた。
リオが美和子の黒々と柔らかく縮れた陰毛を毛繕いし始める。
毛繕いしながら、美和子の女芯を擦ったり、軽く引っ張ったりする。
「ああッ、リオ、お願い早く頂戴」
美和子はチンパンジーの目の前に自分の媚裂を曝け出していることで、すでに官能の渦に飲まれていた。
媚裂はすでに愛液で潤み、リオの肉棒を受け入れる為にパックリと口を開けていた。
「キキーッ」
突然、リオが怒り始めた。
毛繕いしていた陰毛に白い豚太の体毛が縺れていたのを発見したのである。
リオが怒って、美和子の白くむっちりとしたお尻を両掌でパシン、パシン、と叩き始めた。
リオは美和子が豚太と交尾した事が判ると、いつもこうして怒って美和子のお尻を叩くのである。
(浮気は許さない、俺以外と交尾をするな)と、言いたげに美和子のお尻を叩く。
美和子のお尻が叩かれて赤くなっていく。
美和子は痛いのを我慢して、リオの気が済むまでジッとしている。
「ごめんなさい。リオ」
「あなたが怒るのは分かるわ、でも、豚太との交尾も止められないの。」
リオは叩くのを止めると、美和子のくびれた腰を掴み、肉棒を美和子の媚裂に力強く叩き込んだ。
「ああ、リオ」
美和子は瞼を閉じると、リオの律動に合わせ自ら腰を振った。
リオは嫉妬心からか、激しく美和子を責めたてる。
「ああん・・・うんむ・・」
ハァハァと美和子の呼吸も荒くなっていく。
リオが肉棒を美和子の媚裂に強く押し付けると、肉棒を芯に側転するようにクルリ、クルリと回転し始めた。
リオの肉棒と肉棒を締め付けている輪ゴムが美和子の膣の中で内襞をえぐるように回転する。
「ああ・・いい・・」
美和子は顔と胸を床に付け、弓剃るようにお尻だけを高く掲げた。
動きやすくなったのか、リオが回転する速度を速めた。
美和子の顔が悦楽の表情になる。
「ああ・・」
火のような熱い声が、かみしばった口から洩れた。
媚裂から溢れ出た愛液がツツーと内腿を滴り流れた。
側転をしていたリオが美和子から離れ、キキーッと唸り声を上げた。
朦朧とする美和子は身体を捻り、尻餅を付くとリオの肉棒から輪ゴムを外した。
リオはもう美和子に射精したかったのである。
美和子は両手を床に付き、お尻を少し宙に浮かせた。
リオが美和子の開き切った股間に入り、くびれた腰を掌で掴むと美和子のだらしなく開き切った媚裂が肉棒を咥え込んだ。
リオが渾身の力で、美和子の媚裂に股間を打ち付ける。
パン、パン、パンとリズミカルに股間に打ち込む音が診察室に響き渡った。
リオは美和子の白衣の上から胸の谷間に顔を埋め、一心不乱に腰を振る。
リオが眼を閉じ、腰の動きが止まる。
美和子は膣にリオの体温を感じた。
リオは恍惚の表情で獣液を美和子の膣に注いだ。
美和子はリオの射精する時の顔を好きだ。
なんともいえぬ愛情を感じるのであった。
リオは射精し終えると、美和子から離れ、診察台へと上がった。
美和子は暫く尻餅をついたままの格好でいた。
膣の奥から媚裂の入り口へとリオの獣液が流れ始めた。
白濁とした獣液は空気に触れるとガム状に固まりだし、美和子の媚裂を塞ぎ始めた。
膣栓が出来ると、美和子はふらふらッと立ち上がり、身だしなみを整えてリオの検診を始めた。
美和子は今、子宮には豚太の精液、膣にはリオの精液で満たされている事に幸福を感じていた。
リオの検診を終えたところで、電話の内線が鳴った。
「遠藤という女の人が、山野さんに面会を求めていますけど・・」
事務員が対応を伺ってきた。
「遠藤・・・?・・誰・・」
「取り合えず応接室へ通して下さい。」
美和子はこの時はまだ、遠藤与志子だとは思ってもいなかった。
応接室に入ると、スラリとした美しい女性が立っていた。
「初めまして、山野です。」
美和子は軽く会釈をした。
「どうぞ、お掛けになって下さい。」
美和子はソファーに座るように掌を差し伸べた。
「山野さん、初めてじゃなくてよ。」
「貴女は私の事を知ってる筈よ。」
与志子はソファーに座るとすぐに言い出した。
美和子は怪訝そうに与志子を見た。
「あッ」
思わず声が出た。
美和子はこの時、目の前にいる相手が猿道好子だと判った。
「一ヶ月ほど前に動物商の所で、お会いしましたわね。」
与志子は確認するように切り出した。
「ああ・・ハイ」
美和子は与志子が、何故ここに来たのか解らず戸惑っていた。
「それと、私が猿道好子という事もご存知よね。」
美和子は顔を赤らめ、視線をそらした。
そして、小さく頷いた。
美和子は「番い WEDDIN NIGHT」のDVDを持っていた。
だから、動物商の店で会った時、すぐに猿道好子だと判った。
「それで・・・猿道さんが私に何か・・・・」
美和子は小さな声で与志子に尋ねた。
「貴女に相談に乗ってもらおうと思って・・・いや、貴女にしか頼めない事よ」
与志子は美和子にここに来た目的を話し始めた。
「えーッ、無理です。」
「絶対に無理です。」
美和子は与志子の話を聞いて驚いた。