小山達はテントを張り終えた。
テーブルとバーベキューコンロを中央にして周りを7張りのテントが囲む。
「ふーッ、汗だくだな」
小山がシャツの胸元をパタパタ仰ぎながら言った。
「どうです、ひと泳ぎしますか?」
田中が言った。
「そうだな。」
小山が言うと皆が一斉にワオーッと歓声を上げた。
そして、みんな童心に帰ったように我先にと一斉に海へと走り出した。
「小山君、俺はあの木の下で涼んでいるからキミ達だけで行って来なさい」
本村は分校跡の隣の大きな木へ向かった。
「分かりました」
「オスカー、行くぞ」
小山はオスカーを連れて皆の後を追った。
与志子はクルーザーでシャワーを浴びていた。
与志子はしゃがみ込んで脚を開き、オスカーの精液で出来た膣栓を剥がした。
ドロリと糸を引きながら与志子の媚裂から滴り落ちた。
与志子は指で媚裂を広げ、シャワーのお湯で膣の中を洗い流すと白濁としたオスカーの精液がお湯に混じって流れ出てくる。
「まだ出てくるわ」
いつもの量より多いのに驚いた。
与志子は膣の中を洗い終えると、股間をボディーソープで泡立てカミソリを手に取った。
「さあ、明日からの撮影に備えて」
しばらく手入れしていなかったので、伸び放題に伸びた陰毛を綺麗に剃り落とした。
Orangutan Only ↓の刺青が鮮やかに現われた。
与志子がシャワーを浴び終えて皆の所へ帰る途中、湧き水の出ている所に人集りが出来ていた。
「どうしたの」
与志子が興味深そうに聞いた。
「やあ、オスカーを洗ってやっているのさ」
小山が振り向いて言った。
「先程、浜で海水をバシャバシャと掛けてやったから、今度は真水で洗ってるんです」
田中が答えた。
オスカーも気持ちよさそうにしている。
「あら、そう、良かったわね。」
与志子はオスカーを洗う皆を見ていた。
「よし、もういいだろう」
小山が言った。
「我々もテントに帰って着替えますか」
加藤が言った。
「そうだな」
皆がぞろぞろとキャンプ地に向かって歩き出した。
与志子とオスカーは手を繋ぎ、みんなと一緒にキャンプ地に向かった。
キャンプ地に着くと小山が与志子のテントを教えた。
「これが君のテントだよ。」
「あら、すてきね」
与志子は中を覗き言った。
「君のトランク等の持ち物は全てテント内に入れておいたから」
「どうもありがとう」
与志子は礼を言った。
「俺達は着替えたら撮影場所を探しに行くから、あとで自分の持ち物を確認しておいて」
小山はテント内で着替えを済ませると、スタッフ達と本村を連れて撮影場所を探しに行った。
与志子はオスカーを連れて、先程まで本村が涼んでいた木の下に座った。
雑草の背が高いので座ると視界が遮られた。
畑の中での交尾でオスカーが早く絶頂に達した為に、与志子の身体はまだウズウズと疼いているのであった。
「ねえ、・・・」
「今度は私を満足させて」
与志子は潤んだ瞳でオスカーを見詰め、オスカーの股間に手を伸ばして肉棒をもてあそび始めた。
オスカーは自分の肉棒を弄ぶ与志子の手を見詰めている。
オスカーの肉棒が膨張し硬度を増してくると、与志子の手は上下に扱き始めた。
オスカーは与志子の頭を鷲掴みすると、自分の股間へと誘導した。
与志子は膨張した肉棒に舌を絡めるようにして口に含み愛撫する。
オスカーは与志子の頭を鷲掴みにしたまま、自分の股間の中で頭を揺らしながら必死で愛撫する与志子を見詰めている。
オスカーは片方の手をブラウスの上からでもはっきり分かる与志子の豊満な胸のふくらみへ手を伸ばし、タプタプと揉み始めた。
与志子は肉棒を離して、股間から顔を上げ言った。
「ここじゃ駄目、行きましょ」
与志子は立ち上がるとオスカーの手を引いて亜熱帯植物が生い茂る林の中へ入って行った。
与志子は生い茂る植物をかき分けて林を進み一本のヤシの木の下で止まった。
「ここでいいわ」
与志子はオスカーの手を離した。
木漏れ日がキラキラと光っている。遠くで渡り鳥の鳴声が聞こえた。
オスカーは与志子のスカートの中に顔を突っ込んだ。
直ぐにスカートから顔を出して不思議そうな顔をして目をパチクリとさせている。
「・・・・・」
「どうしたの?」
与志子も直ぐには分からず、少し間を置いて解った。
「あ〜ッ、パンティ穿いてるのよ」
「あっははは、バカね、午前の時も穿いていたのに夢中だったから気付かなかったのね」
「ほらね」
与志子はスカートを捲り上げ薄いブルーのパンティを見せた。
オスカーは生まれて初めてパンティを見たのである。
「そうか、スマトラではパンティあまり履いてなかったから、見るの2回目よね」
「こうするのよ」
与志子はオスカーの指をパンティの淵に掛けさせて、ゆっくりと下げた。
オスカーの目の前に見慣れた黒々とした与志子の陰毛が現れる代わりに、刺青の文字が現われた。
オスカーは刺青に手を伸ばして触ろうとした時、与志子がサッとスカートを元に戻し、オスカーの手を阻止した。
「だめよ、今度はあなたが自分で脱がすのよ」
与志子はパンティを穿きなおした。
オスカーは教えられたとおりにパンティの淵に指を掛けてゆっくりと下げた。
薄いブルーのパンティが裏返しになり与志子の足首まで降ろされた。
再び現れた刺青の文字にオスカーはウホッウホと手を叩いて喜んだ。
オスカーは嬉しそうに与志子の媚裂に鼻を押し付けて匂いを嗅いだ。
鼻で女芯をまさぐり匂いを嗅いだ。
牡を誘惑する香しい匂いがした。
久しぶりに嗅ぐ懐かしい匂いであった。
オスカーは与志子の股間に顔を押し付けた。
生暖かい鼻が股間触れ、オスカーの舌先が媚裂の合わせ目をゆっくりと味わうかのように舐めてきた。
「ああ・・・」
与志子は呻き声を上げた。
与志子が待ち焦がれていた感触であった。
与志子はオスカーがもっと舐めやすいようにパンティから片足を抜きオスカーの肩に乗せた。
ヤシの木にもたれてミニスカートを大きく捲り上げ、裸の下半身が白昼の陽光の下剥き出しになった。
オスカーの長い舌が媚裂を嘗め回しているのが与志子からも見てとれた。
与志子はブラウスのボタンをはずし、ブラジャーを上にずらし乳房をさらけ出した。
白桃のような豊満な乳房が木漏れ日に妖しく映えた。
オスカーは舌先を与志子の女芯に押し付け蠢く様に愛撫する。
媚裂の合わせ目に分け入って内襞を舐めあげたりした。
「ああッ・・・」
腰をよじりながら与志子は悩ましい声をあげた。
そして、与志子が一番好む子宮口への愛撫を始めた。舌先でチロチロと子宮の入り口を弄ぶ。
いくらこらえようとしても、声をあげてしまう。
身体の芯からとろけるような甘美な快感に与志子は呻いた。
与志子は呼吸を荒げ、腰を悩ましげにくねらせ、媚裂をオスカーの顔に押し付けて頭をグラグラさせて喘いだ。
オスカーの舌に踊らされる人形みたいに与志子は乳房をゆすり、腰をよじり、黒髪を振りたくって喘ぎ声をあげた。
なす術もなく身体中が快美の炎にくるまれていく。
「ああッ・・・も、もう・・」
与志子は息も絶え絶えに声をふるわせて、オスカーの顔を股間から離した。
そして、開かれた体の奥がオスカーを求めるように妖しい収縮を見せた。
与志子はしゃがんでいるオスカーに向かい合う格好で跨がった。
「あ、ああ・・・」
逞しく隆起した肉棒の先端が、開ききった柔肉に触れると、腰がひとりでに快楽を求めて下がって行く。
「ああ、オスカー・・・」
与志子は甘い声をあげた。
「あ、あむ・・・」
うめき声と共に与志子の顔がのけぞった。
硬く膨張した肉棒がジワジワと入ってくる。
与志子は自分の媚裂に納まるべき主の肉棒の感触を久しぶりに楽しむ。
とろけたぎった肉襞が一斉にざわめき、待ちかねたように絡み付いていくのがわかった。
与志子の両脚がブルブルと震えて力が抜け、あとは肢体の重みでそのまま根元まで一気に呑み込んだ。
「あむ・・・ひッ・・・」
子宮を押し上げられて、与志子は眼がくらみ満足に息もつけない。
膝の上でグラグラゆれる与志子の肢体を支えるように、オスカーは長い腕を与志子の腰に廻した。
オスカーが唇を吸いに行くと、与志子は自分から舌を絡ませた。
与志子の絶頂の近づきを示すように肉襞が蠢きながら肉棒に絡みつき、締め付けてくる。
オスカーが口を離すと、与志子は愉悦を隠し切れずハァハァと喘いだ。
腰をうねらせ、乳首をツンと尖らせた乳房が重たげに弾んだ。
「うう・・・んう・・」
オスカーの膝の上に抱っこされた体位で、与志子は数ヶ月のブランクを埋め合わせるように激しく腰を上下させ、うねらせ、めくるめく恍惚の中に溺れていく。
オスカーは腰を荒々しく大きく振り始め、肉棒がグイグイと与志子の子宮を突き上げてくる。
「いいッ・・・あうう、もっとッ・・・」
恥も外聞もなく声をあげ、汗まみれの乳房をゆすりたて、自らも腰を大きく振った。
「ひいッ・・・ひいッ・・」
狂ったように総身をふるわせ、突き上げられながら、与志子は絶息せんばかりの声を絞り出した。
両脚をピンと突っ張らせて仰け反り、ガクガクと腰をはねあげ、与志子は息つくまもなく絶頂へと昇りつめた。
しかし、オスカーはまだ腰を振るのを止めない。
きつい収縮に耐えながら与志子に肉棒を突き上げた。
「ああ、・・・少し休ませて・・」
ハァハァと息絶え絶えに与志子はオスカーの首に腕を廻し、肩に顔をもたせかけて言った。
しかし、いくら人間に慣れていても、オランウータンのオスカーにそんな言葉は通じなかった。
オスカーは自分が満足する為に大きく激しく腰を振り続けている。
目の前で重たげに揺れる乳房にオスカーは吸い付き、乳首を強く吸ったり、舌先で転がしたりして弄び始めた。
掌で片方の乳房を鷲づかみにして揉みまわし、親指で擦るように乳首を愛撫した。
「ああ、・・・また・・」
オスカーに責められ続けているうちに与志子の肢体はまた反応し始めていた。
もう与志子の肢体はドロドロに崩れ、オスカーと絡み合い、溶け合っていく。
いつしか与志子は脚をオスカーの腰にからめ、ヒイヒイよがり声をあげつつ、オスカーのリズムに合わせて自らも腰を揺すっていた。
目は虚ろに宙をさまよい、半開きの口からは涎が垂れ落ちていた。
「あうッ、あああ・・・一緒に・・・」
叫ぶ間にも与志子はまた激しく昇りつめる。
与志子の背筋がピンと反って、双臀がブルブル痙攣しだした。
苦悶にも似た与志子の恍惚の表情を目の前にして、オスカーは最後の一突きを与志子の股間に打ちつけると、
野生の雄叫びの様な唸り声を上げてドッと精を放出した。
「いッ、いいッ」
絶叫のような悲鳴をあげて、与志子はガクンガクンと仰け反り、そして、気を失ってしまった。
オスカーは満足げに大きく息を吐くと、グッタリとした与志子を横たえ離れた。
与志子の両脚はだらしなく開き放ち、絶頂に昇りつめた直後の媚肉はまだ、
生々しく口を開いて爛れた肉襞を見せ、余韻にヒクヒクと蠢いていた。
トロリと白濁とした獣液が垂れ出てきて、やがてガム状に固まりだした。
オスカーは与志子の傍で心配そうに頬を撫でて、与志子が目覚めるのを待った。
「うむ・・・」
与志子が小さく呻いて、顔を左右に振るようにして眼を覚ました。
ハァッ・・・と、まだ朦朧とする意識の中で息を吐く。
気だるげに上体を起こした与志子は傍に居るオスカーに抱きつき甘えるように胸に顔を埋めた。
オスカーはそんな与志子の背中に長い腕を巻きつけ抱きしめた。
小山達は撮影場所を探しついでに、例の別荘を調べる事にした。
「このテラスはまだ大丈夫そうだな」
小山はテラスの上で軽く跳んでみた。
窓から中を覗き込むと部屋の中にはまだ、テーブルや椅子等、家具はそのままにしてあった。
「やっぱり金持ちは違うねぇ」
「造りはしっかりしているし、家具は置きっぱなし」
小山は本村を見て皮肉ぽっく言った。
加藤が勝手口のドアの鍵を壊して、皆で家の中に入った。
ムッとしたカビ臭がした。
「2〜3日窓を開け放して風を通せばまだまだ住めますよ」
大竹がテーブルの上の埃を指ですくって言った。
「ああ、食器もある、ベットも置きっ放し、しかし、夫婦が無人島で生活するのに家じゃなぁ」
小山が首を振った。
「違いますよ。我々が寝泊りするんですよ。」
「慣れないテント生活じゃ、すぐにギブアップですよ。」
大竹が小山に言った。
田中がキッチンの蛇口を開けると、勢い良く赤茶色の水が出た。
「うわッ」
田中が驚きの声を上げるが、暫くすると水は透明な綺麗な水に変わった。
「この水道使えそうですよ」
蛇口から出る透明な水を見て言った。
「こんな所に発電機がありますよ。」
外回りを見ていた加藤が大声で言った。
小山が加藤の傍に走り寄って来た。
発電機は別荘の隣小屋の中に有り、埃は被っていたがどこにも痛みは無さそうだった。
「う〜ん、こいつはまだ使えそうだぞ」
「ただし、バッテリーが有ればな」
小山はスタートスイッチを押したが全然反応は無かった。
「新しいバッテリーと軽油が欲しいな・・・・」
「・・よし、ここを寝倉にするか、窓は開けっ放しにしておけ。」
小山達はもっと家の中を色々探索してから家を出た。
「やっぱり撮影は林の中だろうな」小山が言った。
「向こう側の林の中を見に行こう」と指差した。
小山達は亜熱帯植物の生い茂った密林の中へと分け入って行った。
与志子はオスカーの胸に抱かれながら、今までの数ヶ月間の事を思い出していた。
散々迷った挙句、この仕事を引き受けた事を良かったと思った。
こうしてオスカーと再会でき、自分はつくづくオランウータンの牝だということを再認識した。
与志子はオスカーの胸から顔を離し、身だしなみを整え始める。
「うふッ、もうこんな所にキスマーク付けちゃって」
乳房をブラジャーに収める時、乳輪の横に吸い痕を付けられた事を発見した。
「今度はブラの外し方を教えてあげるからね」
ブラウスのボタンを嵌めながら言った。
パンティに脚を通してから、まだ腰に力が入らぬせいかオスカーの肩に手を付いてよろよろと立ち上がった。
オスカーの目の前でパンティを穿きなおした。
するとオスカーがパンティに指を掛けて膝まで降ろしてしまった。
「あん、もう駄目」
と言ってオスカーの目の前に指でバツ印を作って見せた。
与志子はまたパンティを穿きなおした。
またもオスカーがパンティを脱がそうと手を伸ばしてきた。
与志子は手を払い、オスカーの肩を後ろに押した。
「それよりも、あのココナッツを取ってきてよ」
尚もオスカーの肩を押してヤシの木の方へと追いやった。
オスカーと与志子がココナッツを抱えてテントに戻って来た時には、もうすでに夕方になっていた。
小山達はすでに戻っていた。
「どうしたの、それ」
田中が与志子に聞いた。
「彼に取って貰ったのよ」
与志子はテーブルの上にココナッツを置いた。
「早速、頂こうか?」
「おい、鉈を持って来いよ」
小山が大竹に言った。
「与志子さん、次はオスカーがココナッツを取る所を、撮りたいのだが良いかな」
小山はカメラで撮るまねをした。
「いいわよ」
与志子が答えた。
「無人島での生活なので、そう云うところも撮りたいからね」
「SEX ばかりじゃ、ストーリーも何もないからな」
小山が言った。
「あら、AVなんてそんなのばかりじゃないの」
与志子が言った。
「そう言われたら元も子もないわな」
小山は白髪交じりの頭を掻いた。
本村のクルーザーの専属コックが夕食の準備をしていた。
「さあ、食事の前に撮影の成功を祝って一杯飲もうか」
本村がワインの栓を抜いた。
「おい、矢島、その猿をあそこの木に繋いで来い」
本村はクルーの一人に命じた。
「彼は繋がなくても大丈夫よ」
与志子が不満そうに言った。
「悪いが、猿道君、飼い主は私だ。」
本村はきっぱりと言った。
本村にとって動物はペットではなく、コレクションの1つとしか思っていないのである。
食事も済み、小山達は焚き火の周りで撮影の事を話し合っている。
「じゃ、おさきに」
与志子は皆に挨拶をして自分のテントに入った。
与志子はパンティとTシャツだけになり眠りに付いた。
与志子が寝付いてどのくらい経ったであろうか、周りはもう皆が寝静まった頃であった。
与志子のテントの入り口のジッパーが音を押し殺すかのように誰かがゆっくりと開けている。
与志子は人の気配に眼を覚ましていた。
ジッパーを開けきると、誰かがゆっくりと侵入してきた。
「だれ?」
与志子は呟いた。
「う、・・起こしてしまったか」
「すまぬ、わしじゃよ」
本村であった。
「なにかご用ですか」
与志子は上体を起こした。
Tシャツに乳首の位置がポツン、ポツンと、テントの網窓から差し込む月明かりに浮かんだ。
「いや、・・なに、ちょっとな」
本村は気まずそうに言った。
「会長、なんですか」
与志子は、本村が自分の肢体目当てに来た事を感じていた。
「猿道君、どうかね、わしの愛人にならんか」
本村は言い終えると、にじり寄るように与志子の傍に来た。
(そうら来た、このヒヒ爺)与志子は心の中で呟いた。
「悪いようにはせぬぞ」
本村は与志子の乳房をTシャツの上からすくい上げるように揉んだ。
「会長ったら、悪い冗談ですわ」
与志子は本村の手を軽く払った。
「冗談ではないぞ」
本村は次に与志子の脚を撫で始めた。
「私はオランウータンの妻よ、それでもいいの?」
与志子は甘えるような仕草を見せた。
「お前が望めば、いつでもあの猿と逢えるぞ」
本村は太腿辺りをゆっくりと撫で回し始めた。
「本当に逢わせて頂けるの?」
与志子は聞き返した。
「ああ、本当だとも」
本村は与志子が嫌がらない事をいい事に内腿を撫で始める。
与志子は軽く息を吐くと瞼を閉じて本村の好きにさせた。
「話の解るいい子だ」
本村は与志子の許しを得たと思い、太腿の上に乗っているタオルケットをはね除けた。
月明かりが露になった薄いブルーの小さなパンティをはっきりとのぞかせた。
なんと刺激的で欲情をかきたてる眺めか。
本村は体中の血がざわめきだすのを押さえられなかった。
パンティを見る本村の眼は欲望に満ち溢れたように輝いていた。
本村は胸のなかで叫んでいた。秘められた股間の茂みはどんな風なのか、早くこの眼で確認したいと。
そして、パンティの淵に指を掛け、ゆっくりと脱がし始めた。
与志子は本村が脱がし易いように腰を少し浮かした。
パンティが裏返りスルスルと膝まで降ろされた。
与志子は片方の掌で下腹部を隠した。
与志子の足先を上げて、パンティをスルッと脱がすと本村はパンティの匂いを嗅いだ。
「!・・?・・」
微かに獣の臭いがした。本村は不思議に思った。
当然、男を惑わす甘美な匂いがするものだと思っていたからであった。
しかし、今の本村にはどうでも良いことであった。
それよりも、今、目の前の光景を目に焼き付けることの方が先決であった。
月明かりに照らされた艶やかな下半身が妖しい女の色香を立ち昇らせながら、本村の眼の前にさらけ出された。
与志子は片方の掌の上に、もう片方の掌を重ねた。
「き、きれいだ・・・・」
本村は思わず唸った。
そっと膝に触れ、撫でるようにいじりまわす。
本村は一度チラリと与志子の顔を見て、嫌がる気配がないのを確かめると、与志子の足首を掴んで左右へ大きく割り開きつつ、膝を立てさせた。
月明かりに与志子の開ききった太腿の付け根が映し出された。
「猿に抱かれる前に、わしが人間の男の良さを教えてやろう」
本村は興奮していた。
両膝の間にかかんで、内腿を舌で愛撫しながら太腿の中心を覗き込む。
「その掌が邪魔じゃ、意地悪せんで掌を離しておくれ」
本村は高鳴る鼓動を押さえながら与志子に懇願した。
与志子は焦らすようにゆっくりと、媚裂が見えるまで掌をずらした。
掌で覆われた丘は小高く柔らかくて、ひっそりと女の裂け目を切り込ませていた。
開ききった与志子の太腿の付け根に、秘められた媚肉の合わせ目がさらけだされた。
本村は宝物を見つけた時の子供のように目を輝かせて、さらにはっきりと剥きだす。
本村は生まれて初めて女の秘所を見るみたいに夢中になり、肉の唇をつまんで大切な物を触るかのようにゆっくりと左右に開いた。
強い獣の臭いに微かに男を誘う甘美な女の匂いが交じり合った匂いがした。
「ん、・・・」
本村は媚裂の合わせ目に白い糊、いやガムのような物が付いているのに気づき顔を離した。
「かいちょう、どうかしまして」
与志子はとぼけて声をかけた。
「ん、何か付いておるぞ」
本村はそれが何なのか解らなかった。
与志子は両方の内腿で本村の頭を強く挟んだ。
「うっ」
本村も内腿で挟まれて嬉しそうな顔をしている。
「うふッ、オランウータンの妻の証よ」
「私が浮気が出来ないように彼が封印したのよ」
与志子は本村の顔をジッと見据えて話した。
「膣栓と言って、彼達の精液は空気に触れると固まるのよ」
「牝を完全に妊娠させる為に、彼の精液が零れ落ちないように膣の入り口を塞いでるの。」
与志子は何気ない顔をして説明した。
「膣栓で塞がれるから、いつも彼の愛液を子宮と膣にいっぱいに留めていられるのよ。」
「女として幸せを感じるわ。」
「貴方達人間の男では、こんな事出来ないでしょ。」
「うふふッ」
与志子は意地悪そうに冷笑した。
「・・・おまえ・・・」
本村は絶句した。
「もう彼に抱かれちゃったの」
与志子は笑顔で答えた。
「どおりで獣の匂いがする筈だ」
本村は目の前の与志子の媚裂を見つめて言った。
「あんな猿のどこが好いんだ」
本村は与志子の顔を見た。
「彼達はそこから長い舌を使って、私の身体の内側を嘗め回して、やさしく、身体がとろけるように愛撫してくれるのよ。」
「あなた達人間の男では、絶対味わう事ができない快楽を与えてくれるのよ」
与志子はうっとりとした表情で話した。
「しかし、猿のチンポは人間より小さいぞ」
本村は与志子を見詰めている。
「大きいから好いって物じゃないわ」
「彼らは挿入から射精までの時間が長いのよ」
「長いから何度でもイカされちゃうわ」
「私だけじゃないわ、どの女も彼らと一度交尾したら病み付きになるわ」
「もう二度と、人間の男に抱かれようと思わないわ」
「それだけじゃないわ」
与志子は本村の顔を見詰めて、ゆっくりとTシャツを捲り上げて、乳房を露にした。
「彼が付けた印よ」
オスカーが乳輪の横に付けたキスマークを本村に見せた。
「彼ったら、乳首も上手に吸ってくれるのよ」
与志子は掌で乳房を掬い上げ唇を近づけた。
「うふっ、彼の匂いがするわ」
与志子はペロリと乳首を舐めた。
与志子が内腿の力を緩めると、本村は挟まれていた頭を抜いた。
「ごめんなさいね、かいちょう。」
与志子は悪戯っぽく笑った。
そして、掌で隠していた股間の刺青の文字を見せた。
月明かりによく映え、はっきりと読み取れた。
与志子は本村の為に書いてあることを訳して教えた。
Orangutan
Only
↓
「これは、矢印の下はオランウータン専用って意味よ。」
それとここは、と、言って右側の内腿の付け根をなぞり
「Reserved for Orangutan cock.」
「オランウータンの肉棒で予約済みって意味」、
今度は左側をなぞり
「Human cock not Enter」
「これが傑作なのよ、人間の肉棒は入れるな。」
与志子は笑顔で本村を見た
「私はOrangutan cock onlyなの、だから人間の愛人には成れないわ」
与志子は、してやったりと云う顔をした。
「でも、かいちょう、貴方のおかげで彼に再会できたわ、だから、今日は特別に剥がして抱かれてあげてもいいわよ」
「彼、今日は溜まっていたから、凄く出てくると思うけど・・・」
与志子は意地悪く本村を挑発した。
「さ、猿の後に姦れるか」
本村は意地を張った。
「ウフフッ、意地っ張りね」
与志子は媚裂をなぞって、なおも挑発した。
「でも、膣栓を剥がす時は彼と交尾をする時だけなのよねぇ。」
「それも人間と寝たのが解ると、彼が怒って会長を襲ちゃうかも?」
「彼らに殴られると、人間なんて5〜6m吹っ飛ばされちゃうわよ。」
「逞しいんだから」
与志子は冷笑しながら上目遣いで本村を見た。
「ワシは不愉快じゃ」
怒ってテントから出て行った。
(ヒヒ爺、ざまぁみろ)与志子は爽快な気分でパンティを拾うと穿きなおした。
翌朝、与志子は着替えを済ませると、テントから出てテーブルに座っている小山達に挨拶をした。
「おはよう、昨夜はよく眠れたかい」
小山が椅子を与志子に差し出して挨拶してきた。
「ええ、爽快でしたわ」
与志子はニコッと笑った。
その時、突然キーッ、キーッとオスカーの異常な啼声が聞こえて、全員がオスカーの繋がれている木へと駆け出した。
本村が木の枝でオスカーを叩いていた。
「この猿めが」
「猿の分際で、この、この」
本村の眼は怒りに血走って、幾度も繰り返しオスカーを叩き続けていた。
小山が後ろから本村を羽交い絞めにして、叩くのを阻止した。
「何やってんですか」
小山は羽交い絞めしながら怒鳴った。
与志子はすかさず震えて小さく身を屈めているオスカーに抱きつき、本村を睨みつけた。
「八つ当たりはやめてよ」
与志子は本村に怒鳴った。
田中が本村から木の枝を取り上げた。
本村が少し落ち着きを取り戻したので、小山は羽交い絞めを解いた。
「何があったんですか?」
小山は本村に尋ねた。
ハァ、ハァと本村は肩で息をして、小山の方へ振り返った。
「ワシは不愉快だ、・・・釣りに出掛ける」
「それと、今日からは船のベッドで寝るからな」
居並ぶ小山達を割って本村はスタスタと歩き出した。
与志子はまだ、凄い形相で本村を睨みつけていた。
「会長、僕もお供します。」
ポカンと突っ立っていた西山がハッと我にかえり、急いで本村の後を追った。
「おう、来たければ来い・・・ところでお前は誰だったかな」
本村は後ろを振り返り言った。
「西山です、いい加減覚えてください」
西山は本村に取り入れられようとしている。
小山達は訳が分からず唖然とした表情をして、去り行く本村を見ていた。
「与志子さん、何があったんですか?」
小山が与志子に尋ねた。
「知らないわ。」
与志子はオスカーの叩かれた辺りを心配そうに撫でながら強い口調で言い放った。
朝食を済ませると与志子は撮影用にと本村からもらった豹柄の水着に着替えた。
「ねえ、撮影前に海でひと泳ぎして来て良いかしら」
撮影前に膣栓を剥がして昨日のオスカーの精液を洗い流しておきたかったのだ。
与志子は椅子に座って考え事をしている小山に声をかけた。
白くまぶしいまでの与志子の両脚のすばらしい曲線美と、肉感的でいて見事に引き締まった太腿が、
うつむき加減で考え事をしていた小山の視界に入った。
小山はドキッとして視線を上げた。
与志子の豊かな胸のふくらみが、白く滑らかな下腹部とくびれた腰、そして、見た目よりもずっと豊かな双臀が、豹柄の水着の下で張り切っていた。
プリプリと弾む弾力があり、ムチッと盛り上がって深く切れ込んだ臀丘の谷間が水着の布地を通してもはっきりと解った。
「あ、ああ、いいですよ」
小山は一瞬、見とれて間をおいて返事をすると、田中に目配せした。
与志子はオスカーを連れて砂浜へ向かった。
「カメラを持って俺たちも行くぞ」
小山は田中の肩を叩いた。
「隠し撮りですか」
田中が席を立った。
「ストーリー性を持たせないとな」
小山も砂浜へ向かった。
小山はいくらAVでもただSEXしているだけではなく、与志子が海で泳ぐ所などを撮って、与志子とオスカーの新婚生活の記録として撮りたいのである。
小山と田中は小高い丘の木陰から砂浜を覗くと、ちょうど与志子とオスカーが砂浜に着いたところだった。
与志子はオスカーの両手を取り、後退りする格好でオスカーを海の中へ誘い込んで行った。
オスカーは腰の辺りまで海水が浸かると嫌がり、与志子の手を振り払って急いで波打ち際まで退いてしまった。
オスカーが波を怖がるのが面白くて、与志子は両手に海水を掬ってはバシャバシャとオスカーにかける。
オスカーも水を掛けられるのを嫌がりながら、手で水を掬っては与志子に向かって掛けている。
小山達の所まで与志子のはしゃぐ笑い声が聞こえてきた。
「随分楽しそうだなぁ」
田中がカメラで撮影しながら呟いた。
「うむ、まるで恋人同士だな」
小山が隣で目を凝らし与志子達を見守りながら言った。
「恋人じゃないですよ、夫婦ですよ」
田中が言った。
小山は田中と眼を合わせて言った。
「そうだったな」
先程までオスカーとはしゃいでいた与志子が一人だけ沖の方へ泳ぎだした。
与志子は首まで浸かる深さの所で泳ぎを止め海底に脚を着けた。
「どうしたんだ?」
小山達には与志子の行動が理解できなかった。
与志子は腰の横で縛っている水着の片方の紐を解いた。
与志子が着ているビキニのボトムは両サイドが紐結びのストリングタイプの為、紐を解いた瞬間、海中でヒラヒラと蝶が舞うように前後に分かれた。
与志子は媚裂を塞いでいる膣栓を剥がし、指で媚裂の唇をつまんで自ら割り開いた。
白濁とした液が股間から出て行くのが見えた。
そして、割り開いたまま、指で膣の中を海水とかき混ぜるようにして洗った。
撮影は午前10時くらいから始めた。
撮影方法は「番い」の時と同じ方法を採用した。
林の中に数台のカメラをセッティングし、遠隔操作で撮影するのである。
「我々は向こうでモニターで見ていますから、私が大声でスタートって言ったら始めてください」
座っているオスカーに、甘えるようにもたれ掛かっている与志子に小山は指示した。
小山は指示を言い終えると、30メートルほど離れたモニターの所へ走り去った。
小山達の場所からは座っていると草木が邪魔をして、与志子とオスカーは見えないようになっていた。
小山は両手でメガホンを作り怒鳴った。
「スタート」
与志子はオスカーの顔を見詰めながら、オスカーの肉棒と睾丸をゆっくりと優しくもてあそび始めた。
遠くで発電機の唸る音が聞こえる。
オスカーは何故か落ち着かず、キョロキョロと周りを見回している。
与志子はオスカーを落ち着かせる為に、片掌をオスカーの頬に当て自分の方に顔を向けさせた。
しかし、音が気になるのか、やはり落ち着かない。
与志子は肉棒を弄びながらオスカーの股間に顔を埋め、睾丸を軽く吸ったり、舌でやさしく嘗め回した。
肉棒を口に含み顔を上下に動かしながら、肉棒を愛撫し続けた。
舌で肉棒を絡めるように舐めまわし、先端を強く吸ったりと15分ほど愛撫を続けた。
与志子は口の周りの筋肉が痙攣しそうになったが、オスカーの肉棒は硬くならなかった。
与志子は疲れた顔でカメラに向かってバツ印を作ると、ハァーッとため息をついてパタッと草むらに仰向けに寝転んだ。
遠くから「カーット」という小山の声が聞こえた。
ザワザワと小山達が近づいてくる気配がした。
空を見ていた与志子の視界にオスカーが立ちはだかるのが見えた。
与志子は突然ヒョイとオスカーに抱き上げられた。
与志子は驚いてオスカーの顔を見て、直ぐにオスカーの意を察してオスカーの首に腕を巻きつけ抱きついた。
オスカーは片腕で与志子を抱き抱えるようにして林の中に向かって走り出した。
まるで、小山達から与志子をさらって行くような感じであった。
小山達が慌てて追いかけて来るのがオスカーの肩越しから見えたが、林の中に入ったら直ぐに見えなくなった。
オスカーは猛スピードで林の中を駆け抜けて行く。
(なんて逞しいんだろう)与志子は自分を抱いて林の中を駆け回る逞しいオスカーに惚れ直した。
どのくらい林の中を駆け回ったのだろうか、オスカーは足を止めて与志子を降ろした。
与志子は周りを見回した。
人間より高く伸びた雑草郡の中であった。
オスカーが雑草を踏み倒し始めた。
交尾をする場所をここに決めたのだと与志子は理解した。
「ここなら、誰にも分からないわ」
与志子はオスカーの膝の上に抱かれた。
与志子は目を輝かせてオスカーを見詰めた。
与志子を抱きながら林の中を縦横無尽に駆け回る力強さに改めて惚れ直した。
そして、逞しい子孫を残そうとする女としての本能なのか、与志子の子宮がその時キュンと鳴り、媚裂が潤み始めた。
与志子はこの時、オスカーの子供が欲しいと心底願った。
「オスカーぁ」
与志子はオスカーに抱き付き、むさぼる様にオスカーの唇を吸った。
「よしこさ〜ん」
与志子を探す小山達の声が聞こえた。
与志子は無意識に身を伏せ、隠れる仕草をした。
今は、オスカーとの大切な時間を邪魔されたくない気分であった。
与志子達の近くを小山達がバサバサと草を掻き分け歩いて行くのが分かった。
「何処へ行っちゃたんだろうな」
草を掻き分けながら小山は呟いた。
小山達も、まさかこの近くに与志子達が居るとは思わなかった。
小山達は与志子達の近くを通り過ぎて、だんだんから遠ざかって行った。
「ごめんなさい、小山さん」
「今は私達の邪魔をして欲しくないの」
与志子は小山達が完全に遠ざかるのを確認して膝立ちになると、腰に巻きつけたパレオを解いた。
豹柄のパレオが膝元にパサッと落ちた。
そして、オスカーの手を取り、腰の横で結んである水着の紐の端を持たせた。
「いい、こうするのよ」
と言って、オスカーの手を横に引かせると、ハラリとビキニのボトムが二つに割れて片脚に絡み付いた。
与志子の裸の股間が目の前に現れると、オスカーはホウッ、ホウッと悦びの声を上げ、掌を叩いて悦んだ。
「解ったわね、じゃ今度は反対側よ」
与志子は反対側の結び目がオスカーの方を向くように上体をひねった。
オスカーが紐の端を引くと結びが解けて、与志子の足元に蝶のような形をしたビキニのボトムが落ちた。
オスカーが嬉しそうに股間へ手を伸ばすと、与志子はサッと制止して言った。
「まだよ」
今度は背中をオスカーに向けた。
オスカーが与志子の背中で結んであるビキニのトップの結びの端を左右に引くと、
今まで窮屈そうに押さえ付けられていた豊満で形の良い乳房がブルンと剥き出た。
与志子を抱いて森の中を縦横無尽に駆け回る逞しさに、逞しい子孫を残そうとする女としての本能なのか、媚裂はすでに充分に潤い、主の受け入れ準備は整っていた。
与志子はより深く主を迎え入れる為、四つん這いの姿勢を取った。