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2007/04/16(月)

2巻目買ってきた。べっ、べつに認めたわけじゃ(ry

ツンデレはもういいですかそうですか。

まあそれは置いといて、一緒に買ってきた「一夢庵風流記」を読む。置いといて、って文字通り置いといたわけだが、それはさておき知っている人は知っているだろうけど、かつて少年ジャンプで連載されていた「花の慶次」の原作が、この「一夢庵風流記」だったりするわけで。なまじジャンプでマンガのほうを読んでいただけに、こっちの原作版を今まで読んでいなかったのですよ私は。って、そもそも「花の慶次」自体、ずいぶん昔のマンガだよなあ。歳がバレるわい。あー、腰が治らん。

読んでびっくりというか、まず主人公の名前が違うよ。マンガでは「前田慶次」だったのに、小説では「前田慶次郎」となっている。郎ですよ、郎。微妙に据わりの悪い名前だねえ、などと言ってはいけない。なにしろこの人は実在した人物なわけで、実在の名前が郎がついていたんだから、仕方ない。

あと、いきなり結婚している。10数年連れ添った妻あり。息子1人。娘4人。不遇のまま加賀藩に身を寄せる、ややくたびれた中年男。誰のことだと確認したくなるが、誰のことでもない、主人公「前田慶次郎」その人のことだ。なんてこったい。

ものすごくはしょった説明をすると、この中年男がぶち切れるところから物語が始まる。まーぶち切れるとゆーか、傾き者の本性に立ち返るというか。別れの挨拶とばかりに前田利家を騙くらかして氷風呂に叩っ込み、後もふり返らず加賀を逐電、京の都に上る。で、まあ、その後いろいろと。いろいろの中身は、それこそ小説の中身そのものなのでここでは言わない。

しかし何というか、乱暴者だね、この男は。ぐじぐじした陰湿なのは大嫌いで、そんな奴はものも言わずに、ぶっとばす。理が通らない奴、情のない奴、問答無用でぶちのめす。太閤秀吉に無理難題ふっかけられて、刺し違えてでも秀吉を殺す覚悟で意地を通す。文字通り、こいつにつき合っていたら命がいくつあっても足りない。

かなり無茶苦茶な奴なんだが、でもなあ、誰かに似てるよなあ、この性格。自分の価値観に絶対の信頼をおき、自らの心の趣くまま、他人にどう思われようとどう見られようと、ひたすら己が道を突きすすむ。つい最近、そんな奴の話を読んだよなあ。……つまり、涼宮ハルヒ。

「一夢庵風流記」は前田慶次郎の側に視点を置いた小説だし、また時代背景も荒っぽい戦国時代ということもあって、慶次郎の無茶苦茶なところも、いっそ清々しく感じられて面白い。慶次郎の一挙手一投足、決断、悩み、まあいろいろとあるが、その傾きっぷりは胸のすくような感がある。

でもこれを、時代を現代に持ってきて、第三者の視点から見る物語にすると、まんまハルヒの物語になっちゃうわけで。

どうでもいいけど、キョン=伽耶姫ってことで ギシアン or ハァハァ。

てことで、私の結論としては「ハルヒは傾き者」ってことでFAっす。


そう言えば。第1巻にはゴジラ云々というセリフも文章もなかったな。私の記憶違いだったようだ。べつにいいけど。なんか1人で勝手に赤っ恥掻いてしまったような気も無きにしもあらず。べつにいいけど。

あと、ちょっとネタバレになるかも知れないけど、私が思っていたようなオチでは無かったな。というか、「オチ」というほどのオチをつけていなかったよ第1巻は。うーむ。

重大発表ーーーー!!

ここ、正座するとこね。私の予想したハルヒのオチを書いときます。なんとなく、ですます調にシフト。

実はキョンが神。

ありがちな予想だなあ。てか、今ググってみたら、「キョンが神」で結構なヒット数があったぞ。だれでも予想するのかこの程度は。あまりに真っ当すぎるオチなので、だからこそ作者はこのオチを使わないんじゃないか? という気もするが。もっと突っ込んで言えば、そんなオチを使ったが最後、シリーズを終えるしか無いわけで。続刊を出し続けている今の状態では、まず絶対にこのオチになることは無いな。うむ。そうやって裏の事情を睨みながら読んで楽しいかオマエ。


少年ジャンプと言えば、ってどこまで話を巻き戻すんだコノヤロウと言われそうだが、少年ジャンプと言えば、ムヒョロジでは今井さんが一番のお気に入りだ。いきなりすぎて何のことだか分かんねーって。

いやまあ、ムヒョロジに出てくる女性キャラで一番のお気に入りは誰ですか? という話なわけだが、リオ先生を僅差で抑えて今井さんが1位を獲得しますた。1位って言っても、私の脳内での決着なわけだが。

今井さんってさあ、初登場の時って、胸真っ平らだったよね。明らかに男キャラだったよね。それがいつの間にかシャツに微かな膨らみが描かれるようになり、最近でははっきり胸のある女性キャラですよ? いったいどういうことですか、これは。連載開始当初のムヒョロジって女っ気少なかったからなあ。それで無理矢理、今井さんを「実は女でした」って事にしてテコ入れを図ったのかなあ。そうやって裏の事情を(ry

それはともかく、私の中で今井さん急上昇となったきっかけは、リオ先生奪還作戦で囚われの身となったとき。ベッドに拘束された今井さんは、シャツを着ていない。でもって両手はベッドの上の方で拘束されている。そんな格好だと、普通の女性キャラなら乳房(の膨らみ)を視線に晒して……ということになるのだが、今井さんの場合、胸にサラシを巻いて、それがちょっと膨らんでいるだけ。胸、無いなー。

しかも今井さんのすぐ隣には、意識を失ったリオ先生が、同じようなポーズで拘束されているわけで。リオ先生って、ムヒョロジでは1、2をあらそう巨乳キャラですよ? その巨乳なリオ先生と並べられて、無い胸を衆目に晒しているんですよ? 嫌が応にも、胸のぺたんこな状態が強調されてしまうという屈辱プレイの今井さん。しかしその屈辱を一片たりとあらわさず、気丈に駆け引きを続ける今井さん。心中ではどうあれ、微乳の辱めを受けているなど認めるわけにはいかない。ゆえに屈辱を押し殺し、何事も無いかのように丁々発止と言葉で戦い続ける今井さん。むっはー。

マニアックすぎますか、そうですか。

どうせマニアックというのなら、NARUTO のツナデ様と今井さんとで、乳相撲でもやってほしい。もの凄いギャップがあるけど、そこがいいのよ、そこが。

オチはないけど、まあいいか。


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