後付けながら用語解説が必要かも、と思わざることもなかりしに、ちょっと言葉が現代調にもどりませぬ。なんでやねん。
ん〜、自分で読みかえしてみると、「蕗の葉の君」ってけっこう、わけわかんねー書き方してるなー、と思わないでもない。「契る」くらいはたぶんみんな判ってくれると思うけど、造語とか当て推量で書いたとことか、判りずらいだろうなー。
たとえば3段落目で「我が身も蕗(ふき)の葉わけひらきしを」とか書いてる。ここ以外にもいざ挿入っぽいシーンで、蕗の葉〜、蕗の葉〜、と書いてたりする。なんのこっちゃ、蕗の葉。いや造語なんですがね。女の股間の左右に開く部分を、蕗の葉に見立てておるわけですよ。あ、そんなのすぐ判ったっすか。よかった。
蕗の葉が判ったんなら、よもや「射精シーンがねえぞ、ゴルァ」などと怒る人もおるまい。契ったときに馬から膣内に「返す」描写はたくさんあるもんな。
ところで、そもそも蕗(ふき)ってどういう植物か知らないって人、いねーだろーな。(^_^; 本気で知らないって人は「蕗(ふき)」、いっそのこと「秋田蕗」で検索してみると、なんか写真とか見付かるだろうと思う。作中で「高きは肩もおほひぬるほどなれば」ってとこがあるけど、秋田蕗は肩どころか頭より高くなったりする。葉のほうは最大で直径 1.5m とか言うから、なんかもう化け物みたいですよ。秋田蕗かどうかは知らんけど、私の田舎では蕗が生えたら割と早めに刈って煮付けにして喰っていた。こいつらほうっとくと、場所によってはマジで肩近くまで高くなったりしてた。そこまで大きくなると茎が固くなって喰えないので、早めに採って喰うわけだ。
蕗の茎は中空になっている。これは蕗の煮付けとか喰ったことがある人なら、知ってると思う。というわけで、当初の構想(ってもわずか24時間前だが)では、肩ほどまである中空の茎を使って、自分の胎内の「かへし」を吸うという行為も考えていた。でも変態的行為は他にもあるし、吸ったからどうなんだよって気もしたので、カット。どうしてもという方は、独自に脳内妄想オプションでお楽しみ下さい。
ん〜と他には……、ああそうだ「叢蕗君」の読みは「そうろくん」としている。本当は作中でも「叢蕗君(そうろくん)」と読みも一緒に書こうかと思ったんだが、どうもかえって邪魔に思えたので、読みは書かなかった。ちなみに「叢」は「くさむら」って意味ね。草とかが生い茂っている様子をあらわす字らしい。なのでこの場合は「叢蕗」で蕗がぶきぶきと生い茂っている様子をあらわす、……というつもり。
読みが似てるからって、早いんですか、とか言うなよ。早いなんて……、早いなんて……、女の子がそんなこと言っちゃいけませんっ!!