ボタッと、イった……○| ̄|_
いったん自宅に帰り着いたものの、所用を思い出して再び外出すること20分弱。ハヤテのごとく戻ってきて見ると、まだ原形を留めていたのでひと安心。プラスチックのカバーを外して、さあ〜て食べようか、と思ったまさにその瞬間。手首のひねりが効き過ぎたのだろうか。それとも、カバーの外し方が乱暴に過ぎたのだろうか。不意に軽くなった手元に吸い寄せられた視線の先には、何も載っていないコーンが……。
今日は暑かったのですよ。それもイヤになるくらい蒸し暑かったのですよ。だから帰りがけに立ち寄ったコンビニで、ついついソフトクリームに手が伸びたのですよ。ああ、それなのに、一日の不快指数を癒すはずの甘い天使の姿はそこにはなく……見下ろすと地に砕け散った無惨な姿が。
つーかさ、クリームがかけらも残っていない文字通り100%コーンのみ手元に残されて、いったい俺にどうしろと言うんだ。喰えと言うのか、これを。コーンだけバリバリと。ふざけんな。
ああ悔しい。ああ虚しい。一度は安堵しただけに悔しさ百倍だよ。これって絶対に「2005年度・私家版十大ニュース」にランクインするぜ。
あまりに悔しいので、もう一度コンビニに行ってソフトクリームだけ買って帰って、喰った。でもなんか釈然としなかった。
アウトライン・プロセッサは未だに使い方が良く分からん。いや操作方法はひととおり習得したんだが、それをどう使うものなのかがイマイチだ。何て言うのかな。クルマの運転の仕方はマスターしたものの、クルマに乗ってどうするのかが分かってない状態。ドライブ? 行って帰ってきて、それが何か意味あるの? って感じだ。いやちょっと違うか。
最初は、文字通りアウトライン(輪郭)を作って、それをストーリーの詳細に向かってブレイクダウンしていくという使い方をしていた。しかしこれだと、最初からストーリーの全貌が決定してないといけない。それはなんだかちょっと無理っぽいので、次はストーリーに関して思いついた事を記録していく、という使い方にしてみた。これは簡単にできるが、でも結局、アイディアを文章に変換するという大仕事がまるごと残っていて、その大仕事の最中にストーリーの組み立てに齟齬が生じることがしばしば……。
つまり俺がいま欲しいのは、文章をジェネレートする作業を支援してくれるツールだったということだ。アイディアだけなら頭の中にもやもやとあるのだが、それを文章化する作業を、より軽快に、より快速に、行えるようにしたい。そういうツール。
そんなツールなんか無い、という気もしないではない。まあ、何とかなるだろう。