なんで、たかが httpd ひとつを稼働させるのに2週間もかかるんだよ。(-_-;
最初に Linux をインストールしたときには、そもそもマシンにネットワーク・インターフェース・カードが挿さってなかった。NIC 自体は1年以上前に買ってたはずなので、てっきりマシンに装備済みだと思ってたのだが、そうでは無かったらしい。ということで、NIC を挿した上でインストールしなおし。ウェブサーバーとして世間一般に公開するつもりはまったく無いのだが、それでも修正モジュールのダウンロードとか、受け手側としてネット接続は必須だ。httpd がどうこうと言う以前の問題である。ついでにデスクトップのインタフェースを GNOME のみインストールするように設定してみる。馴染みのあるほうが生産性もあがるだろう、と期待しての事だ。
が、しかし。インストール終了後…………ログインできない。
どうやら、GNOME を起動するために必要なファイルだか設定だかが見つからないらしい。な、なんで? 俺は GNOME 関係の項目は全部チェック入れてインストールしてたはずだぞ。つーか、必要なものがあるんなら、インストーラが自動で持ってきて欲しい。いや、ログイン時にちらっと表示されるメッセージを見ると、どうやらディストリビューション(私が購入したのは TurboLinux 10 Desktop である)のバグのような感じもするのだが。
仕方がないので、もう一度はじめからインストールしなおし。GNOME は外して、KDE だけにする。…………GUIのログイン画面が表示されない。テキストログインで止まってしまう。うがあぁぁぁ!!
その後、さらに何回もインストールを繰り返したが、インストールする毎にログイン画面が別種のインターフェースになる。xFce とか日本語が文字化けしている何かよくわからんやつとか……。なんでだぁ〜〜〜っ!!
あまりにもわけ分からん珍な挙動だったので、しまいにはぶち切れて「全部入り」でインストールしたりとか。ディスクの無駄使いだが、知ったこっちゃねえや。
その他にも、インストール中に再起動がかかってしまうという現象も数回あった。おいおい、インストーラがコケてたら話にならんだろ。というか、それまでの作業時間がぜんぶ無駄になってしまうというのは、精神的にキツいよ……。
そんなこんなで大騒ぎしつつ、ようやくまともにインストールし直せるまで1週間以上かかった。なんでインストールだけで1週間も苦しまなきゃならんのだ。普通は2時間くらいで、さくっと終了するもんだぞ。むしろ、さくさくインストールは必須。ユーザー層を広げたいなら、なおさら。インストーラがコケたり、文字化けしたりなんて論外だ。
さて。
なんとかインストールも終了したことだし、これでようやくウェブサーバとしての設定に取りかかれる。前述したように、世間一般に公開するつもりは無い(だって CGI の動作確認用だし)ので、ホスト名とかドメイン名もテキトー。とりあえず自分だけがアクセスできれば、それでいいんである。
ウェブサーバとして使うためには、“httpd”というプロセスを起動させればよい。デフォルトの状態ではこのプロセスは起動しない設定になっているので、とりあえず手動で起動してみる。…………あれ?
起動しません。(T_T)
だから、なんでよ? httpd なんて、そんな小難しい設定が必要なシロモノじゃあ無いはずなんだけどなぁ。そりゃ「どんな風に稼働させるか」という部分でなら、アクセス制御とか CGI とか、設定はいろいろ必要だろう。でも初手から httpd が起動できないなんて、どーなってんの、これは?
3日悩んだ。3日間悩んで試行錯誤したあげく、どうやらこれもディストリビューションのバグではないか、という結論に到達した。だって error.log 見ると、なにやら Function が実装されてない、みたいなエラー吐いてるんだもん。
あまり気は進まなかったが、可能性をさぐるため、インストールされている httpd のバージョンを調べてみた。2.0.47 だった。つぎに Apache Software Foundation に行って、httpd の最新のバージョンをチェック。うむ……最新版は 2.0.48 か。じゃあ、新しいやつを持ってきて、自分でコンパイル&インストールするか……とほほほほ。(T_T)
まあ、別にバージョンが同じだろうがなんだろうが、コンパイルし直すってのは一つの手なわけだが。でも自分でコンパイルし直すのは面倒なんだよなぁ。そのうち余裕が出来たらやってもいいけど、始めたばっかりのこの時期にいきなりソレは、きびしいよ。
きびしいので、とりあえず 2.0.48 のソースをダウンロードするだけにして、コンパイルその他は翌日にすることにし、その日は寝る。すでに午前3時だったけど。で、その翌日、会社にてふと思いついた。「ディストリビュータのサイトに行ったら、なにか情報が出てないかな?」
いそいそとブラウザを立ち上げ、Turbolinux, Inc.へ行ってみる。
修正パッチが思いっきり出てた。
ああ……うん……そうだね。最初から Turbolinux, Inc. に行ってみるべきだったね。でもバージョンは 2.0.47 のまま。
てなわけで、帰宅してから山のような(90件以上もあった)アップデート作業を行う。自動で出来るのはありがたいのだが、またしても1時間近い待ちだ。待ってばっかりだな。
愚痴はともかく、アップデートも終了したので、さっそく httpd を起動してみる。……おお、動いた!! やほーーー!! やったぜ、べいべ!! これでおいらは最強だ!! あとは、この httpd を自動起動するように設定して……あれ? 自動起動に設定……あれぇ?
設定できません。(T_T)
設定して保存しても、もう一度、設定画面を表示させてみるとチェックが外されてしまってる。もちろん、自動起動なんてしてくれない。なんでだぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!!
なんでだろうね、本当に。この現象だけは、いまだに原因不明だ。まあ、どうせこれもディストリビューションのバグなんだろうとは思うけど。(-_-; でも試しにコンソール・ウィンドウ(Windows で言うDOS窓のようなもの)から ntsysv(という自動起動設定ツール)を使って設定を行ってみたら、あっさり自動起動できた。これが昨夜(というか今日)の午前4時くらいのことだ。
これでやっと、CGI に取りかかる準備ができた。準備だけで3週間近く……うーん。(_ _;