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2003/07/11(金)

2003/07/10付けで「現界への望楼」にコミックス3冊追加。で、その中の1冊である「黒日夢」。獣姦シーンはもうちょっとなレベルと思うが、でも他の「ヒル」という作品がけっこうツボにハマった。ストーリー自体はそんな特殊なものじゃないのだが(ヒロインにフラれた男が、アパートに押しかけて強姦しちゃうという話)、この男のセリフがいちいち良かった。

もちろん絵もちゃんと描き込んであるんだが、そこへこのセリフ。さらに話がすすむと、ヒロインの脳内の独白もかなり常軌を逸してくる。

いやはや。絵だけでなく文章でも煽りまくるという、まるで全方位攻撃のようなマンガだ。私なんか「もうちょっと文章うまくなりたいなー」と、日々がっくししているのに、世の中にはこの作者のような人もいる。うーむ。

それにしても「現界への望楼」は、ずいぶん登録作品が増えたな。自分でもいったいいくつ登録されているのか分からん。いっそデータベース化して、与えられた条件で検索かけたり並び替えたりできれば良いんだが。でもうちのプロバイダさんは CGI 使わせてくれないみたいだし、仮に出来たとしても、それはそれでさらに手間が増えそうで気が萎える。

伊駒一平のコミックスは、実は本屋さんでは「奴隷少女〜」も見つけていたのだが、さすがに3冊以上買うのは予算的にも重量的にも大変なのでパスした。が、買った方の内容がかなーり食い足りなかったので、いまさらながら「あっちにしておけばー」と優柔不断な後悔をしてみたり。え、だったらこれから買えばいいって、そうですか、そうですね(うむ……予算が……)。

ひさびさに森山塔を読んだ感想。「あれ?……なんだか、大野安之の絵に似てるなぁ」って「That's イズミコ!」の作者は大野安之でいいんだっけ? まあ、とにかくそんな絵だった。初出が載ってないんで何時の作品を収録したものかよく分からないのだが、たぶん'80年代のものだと思う。「That's イズミコ!」も'80年代だよな(たぶん)。当時の漫画家はみんなこんな絵柄だった、ということでよろしいか。今から200年くらい未来に歴史考証なんかあったら、きっとそういうことになる(ということにしておこう)。

さて、未来には絶対残らないだろう新作の作業を進めるとするか……。


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