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2002/07/24(水)

うむぅ、新作の進みが遅すぎないか? ここ1週間ばかり、ずっと導入部で止まってるぞ。どーも「どこを中心にするか」というのが、はっきりしていないような……。そんなんで、大丈夫なのか>俺。

獣淫」のコメントで、勁文社が民事再生手続きというのは書いたが、では発行元のグリーンドア社自体はどうなんだ、というのは気にかかっていた。で、google とかで検索かけてみたんだが、これがまた、見事なまでに情報がないねー。まあ amazon や bk1 の検索でグリーンドア文庫の本が引っかからない、ということだけでも、既にグリーンドア社はあきらめたほうがいいんだろうけど。

しかあし、そういうことになると、今、書店の店頭にあるグリーンドア文庫は、あれが新刊で買える全てだ、ってことか? 1冊売れてゆけば、もう補充なし? うわぁ、それってコレクションしておけば、50年後くらいには……いや、そういうものでも無いのかな。よく、わからん。それ以前に、50年後に私が生きているかどうか。不健康な生活しているからなぁ。

先日、なにげに WEB を彷徨っていたところ、すごいサイトを見つけてしまった。もう、私はいっぱつでメロメロである。といっても、アダルトサイトでは無い。

いやー、世の中にはいるもんですね、すごい人が。私がこのサイトを構築するにあたって、「こうありたい」と思い描いていた理想が、すでにそこにあるような……そんなサイトでした。くり返すけど、アダルトサイトじゃ無いですよ。コンテンツ自体は、まあ普通です。ただ「見せ方」がすごい。それはもう、「HTML マスター」とでも言いたくなるような、HTML と CSS と JavaScript を超絶的技巧で使いこなしているような、そんなサイトです。驚くと何故か敬語。

リンクは自由だとのことなのでもう、ここに出しちゃうけど、「Outsider Reflex」ってサイトがそれ。なんとユーザーが自分でスタイルシートを選択できてしまう(これは私も「加代の物語」で実行しようとして断念した)のだが、よくもまあ、これだけ毛色の違ったスタイルを用意できたなー、と感心してしまう。なお、スタイルの選択はプルダウンリストで行うのだが、初期状態ではちょっと見つけづらいかもしれない。ウィンドウ左側やや中央に注目してみよう!!

個人的には「Orange」というスタイルがずきゅぅぅーーーん、と気に入った。ああ、駄目……。あの浮かび上がっているかのような輪郭(画像なのかなあ、やっぱり)、グラデーションのかかったぼやけた影の境界(テキストだけじゃ無理かなあ)、さりげなくてすっきりしたフォント。う、くぅ……ん、悶絶しそう。アブない人って言われてもいい……私は……私は……そのスタイルの秘密を手に入れたいっ!! そう、たとえコンテンツを丸ごとダウンロードし、コードを白日の下にさらして解析することになろうとも。(あ、アブねぇ……)

何よりも素敵(その表現、やめろぉ〜)なのは、これは Mozilla(または Netscape 6.x)でないと見れないのだが、スタイル「Orange」のタブ(画面左に表示されている、取っ手)である。「えぇ、俺、Internet Explorer だけど見えてるよ」という人もいるだろう。でも、真の違いは、画面をスクロールさせてみるとはっきりする。I.E.の場合、スクロールすると取っ手も画面外に移動していくはずである。しかしっ!! Mozilla(および Netscape 6.x)の場合、取っ手は元の場所に表示されつづけるのだ。

これがどんなに私の欲望をソソることか。だから、そういう表現はやめろって。えい、うるさい蝿め。邪魔するからよォ。例えばこの固定位置表示を画面の右側で行ったら、どうか。そしてそこに表示されるのが目次などではなく、FootNote だったら……。そう、「加代の物語」でフレームを使ってやっていたアレを、フレーム無しで実現できることになる。あぁ……とっても……イイ、わぁ……。やめろっつーの!! (-_-#

ところで、I.E.や Mozilla だけでなく、Opera 6.01 ではどうなんだ? という疑問がわいたので、ちょっと確認してみた。うみゅ……ちょっと、タブに表示される文字列が、アレかな? 不要に折り返されているような……。それに、スクロールさせるとタブの輪郭に使われている画像が、どこかへ消えてしまう。しかし、固定位置表示は、とりあえず実現されているな。

この固定位置表示の最大の問題点は、閲覧ユーザーの9割を占める I.E.ユーザーにはなぁーんにもメリットがない、ということだ。っつーよりも、もし本当にこの機能を使って小説を書いたりしたら、I.E.ユーザーの人は FootNote を見るために、いちいち画面をスクロールさせてやらないといけない。デメリットのほうが圧倒的に大きいんである。なので、見やすさを考えるなら、やはりこの機能は使うべきでは、無い。あうー。使いたいけど、使えない。とってもジレンマである。地団駄だんだんっ!!

なお、影については Entrance Hall でちょっと実験中。気に入るようだったら、そのままいく予定。


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