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2006/01/29(日)

現界への望楼」で簡易表示版を作った。作ったといっても HTML で書いたのではなく、既存のページから特定の情報だけを抜き出すような CGI を作ったのだが。タイトル/著者名/出版社名の3つだけを表示し、他の情報はばっさり削除。スタイルシートも外部スタイルシートではなく、出力される HTML 内に突っ込んである。でもってタイトルにはリンクを付け、リンクを辿れば詳細情報が表示される仕組みだ。

こんなもんを作ったのは、1つには転送量抑制、もう1つには表示内容の簡素化のため。

転送量抑制っても、プロバイダさんから何か言われたとかいうわけではなく、主にクライアント側の問題だ。要するに AIR H" で通信速度 32k/bps なんて環境だとページを表示するのもひと苦労という問題なわけで。例えば「指名手配書」はおよそ 80 KB くらいのサイズがある。「コミックスの海」だと 130 KB くらい。これを 32k/bps で受け取るとすると、早くても20〜40秒くらいかかる。実際には30〜90秒くらいは待たされるだろう。

これが表示情報を抑えた簡易版になると、「指名手配書」でおよそ 25 KB、「コミックスの海」で 22 KB になる。読み込みにかかる時間もぐっと少なくなるはずだ。

表示内容の簡素化、というのは小さい画面で見た場合に見づらくないようにするという意図でやった。小さい画面というのは、えっと、つまり、その、W-ZERO3 とか、ええ、はい、そうです、先日ついに。そういえばあのときは「大きさはケータイとほとんど変わらない」って書いたけど、横幅がけっこうでかいなあ。比較する対象がないから脳内イメージでモノを言うことになるけど、1.5倍くらいでかいよ、きっと。ともあれ、これで私も持ち運ぶ通話機能を手に入れてしまったわけだな。

私はケータイなんぞ持っていない。持っているのはモバイル・デバイスだ。文句あっか。

あれをケータイだと思ってるやつなんかいねえよ。で、そのモバイル・デバイスの画面で ZooM Palace を見に行くと、ものの見事に表示が崩れてたりする。まあ Entrance Hall なんかはそれでもかまわないが(ぉぃ)、「現界への望楼」はそれなりにちゃんと表示できたほうが嬉しい。表示の崩れは少々なら許す。しかし、情報量が多すぎてスクロールしまくっても何処の何を見てるのかわからんのは、困る。

というわけで、1つのタイトルについて3行くらいで表示できる形式にしたわけだ。もう少し頑張って2行にするべきかもしれない。さすがに1タイトル1行は詰めすぎと思うのでやらないが。

本物のケータイからはどんな風に見えるんだろう。この程度じゃ焼け石に水って気もするが。著者名/出版社名も削ったほうがいいかな?

Entrance Hall の簡易版は無いし、いちいちリンク辿っていくのも時間がかかるので、あらかじめブックマークに登録しておくという使い方になるだろう。「指名手配書」「コミックスの海」「ブックスの谷」で相互の簡易版を行き来するリンクは無いが……付けたほうがいいかな。私自身は「指名手配書」しか使わないと思うが、他の人は「コミックスの海」も頻繁に参照するだろうしな。全部まとめて出してしまえば……ってそれはそれでページサイズ大きくなるから止めといたほうがいいか。


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