ADSLモデムがヒキコモリになってしまった。壊れた、って言えばまあ壊れたうちに入るんだろうけど……。いちおう、ちゃんとADSL回線には接続しているらしい。しかし LAN 側のランプが、点いたり消えたりしている。パソコン側でも、ネットワーク接続が接続と切断を10〜20秒くらいの間隔で繰り返している状態で、インターネットへは全然まともにアクセスできない。つまり、生きてはいるけどコミュニケーションを拒否しているような状態だ。
しかたがないんで、2日がかりで代わりのモデムを捜索、購入した。1万数千円の出費。いきなりの出費は、痛いなあ。
代わりのモデムは MN7330 というやつで、マンガ喫茶(つーかインターネット・カフェ?)での1時間あまりの調査では、かなり評判が良かったもの。つーか ADSL モデムって、どれもこれも値段高すぎ。平気で3万円とかするんだもん。俺に買える価格帯では、これが一番だ。
えーと、書くこと書いちゃったんで、以下どうでもいい余談。たぶんわかる人は自分以外1人もいないと思うが、現時点での自己分析ということで記録しておく。
どうも自分の書く物の傾向として、大沢名義で書いた物は過去指向になってるような気がする。というよりむしろ、C野名義のが未来志向なのか。
たとえば「風の記憶」は思いっきり過去指向な話で、埃をかぶったビデオテープを引っ張り出してきてひたすら想い出にひたるという、そういう話だ。これを「ひめごと雑文祭」むけにリライトしたときにC野夢子という名前が出来たわけだが、まあリライトした物は厳密には最初からC野名義で書いたわけではないので、今回の分析からは除外しておく。
対して、「ひめごと雑文祭」終了間際に滑り込みで書き上げた「ランチを食べながら」。これは最初からC野名義で書いた作品だが、なんつーか、まあ、明るいというか脳天気というか、「風の記憶」とは思いっきり正反対なシロモノに仕上がってしまった。しかも縛りの一つである「はじめて」という言葉だが、これが指すものはまだ現実になっていない(これから現実になる)という状態だったり。これからエロいことやろうってのに、暗さも罪悪感もなにもなく、妙にあっけらかんとしている。うーむ。
そして大沢名義の初の作品「デジカメ少年」では、なんと言うかこれもまた過去指向な話だよなあ。過去になっちゃうと「もう見れない」から記録しておこうって話。あろうことか、これから現在になるはずの未来までも、「いずれは過去になるから」という感じで、記録するために待ちかまえているという……お前はもう少し前向きになれないのかと小一時間(略)。
まあ、あれだ。どっちかっていうと、むしろ「新しい玩具を手に入れてサル状態」を書きたかったわけだが。サルになってるかな? わからん。
余談の余談になるけど、これ“degicamboy”って書いちゃってるよ。“デジカメ”は“デジタル・カメラ”の略で、“デジタル”は“digital”だろ。
さて、これに対応しているのがC野名義の「想い出をそこに」なんだが、これはなんつーか、「過去を消す話」だよな。過去を消して、これから到来する未来がどんな想い出を作ってくれるのか待ちかまえるという……しかも罪悪感とかまるっっっっっきり無さそうだし。いや、別にいいんだけど。そして例によって妙に明るくて脳天気なおねーさんの話になってる。うーむ。でも改めて読み返してみると、脳天気さがちょっと足りないかもしれん(なんだとぉ? by C野)。
どうしてこんな違いが出てくるのか、自分でもよくわからないんだが、結果的にそうなっている。あるいは、C野名義で書くときは他の作品の後追いで書いているから、それで別のカラーを出そうとして、そうなってしまうのかも。今度いっぺん、まったく独自にC野名義で書いてみようか。
以上、余談終了。
ついでに私信。Dr.P さん、もう少しで作業終わるので、もうちょっとお待ち下さい。(← メールで書けよ、このくらい)