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2004/05/02(日)

ただ単に読み切りの注文が多いだけじゃないのか、と思ったり。まあ、そうだわな。「連続もので、獣姦描写が毎回入ってて、コミックス1巻分くらいの連載を」なんて注文があり得るとは思えん。いや、実際にどういう形で原稿の依頼が来るものなのか、私は全然知らないんだけど。

だいたいにして、「毎回かならず獣姦描写を入れる」という注文は、かなり厳しいような気もする。理由は自分でもよくわからないが、でも何となく難しそうだ。例えば普通のエロなマンガなら、毎回エロシーンを入れることはむしろ当たり前だろう。そのマンガが陵辱系なら陵辱をベースにしたエロ描写になるだろうし、近親相姦ものなら近親相姦をベースにしたエロを描く。でも獣姦ものの場合は? 毎回々々、獣姦をベースにしたエロを描くなんて、そんなこと出来るものなのだろうか。出来たとして、はたしてそれは面白いものなのだろうか。

前回の話とは半分くらい関係があるが、私は獣姦もののストーリーを読むとき、「強姦系/和姦系」というジャンルわけをしたりしている。女の子の意思を無視して姦ってしまうのが強姦系、女の子が自分から動物と姦ろうとするのが和姦系。一般的に言って、いや獣姦に限って言うのだから一般的でもなんでもないが、まあ7割くらいは強姦系なような気がする。ちゃんと統計を取ったわけでは無いから断言は出来ないが。

ま、動物とセックスしたいなんて女性がそうそういるわけも無いから、強姦系のほうが話を作りやすいのは当然だろうけど。これを和姦系で話を作ろうとすると、「いったい何でそんな気になったのか?」を説明しないといけないので、けっこう大変。私自身はなるべく和姦系で話を書こうとしているが、やっぱり面倒くさい。面倒くさいのでそこらへんを省いちゃったりすると、「花嫁と犬」みたいになる。つーか、省くと楽だ。そう言えば「看護婦と犬」も省いているし、「曾祖父から聞いた話」(ってこれは妄想コレクションのほうにしか置いてないが)も省いている。好きになるのに理由なんか無い、ということで堂々と省いてたりする。

ちなみに「D・O・G」に掲載されている話では、「かげり」は和姦系、「獣の王子」は強姦系→和姦系の一粒で二度おいしい話、そしてそれ以外の「これでイイのよん」「虫ケラの悲鳴」「家畜令嬢」「HUMANIC HOUND」「鬼畜」はすべて強姦系、というふうに分類している。私が勝手に分類しているだけだが。「鬼畜」の場合、本人は挿入されるのを拒んではいないが、相手が犬と知っていたらたぶん拒絶したであろうと思われるので強姦系。

個人的な趣味で言うのだが、和姦系のほうがより変態っぽくてイイ!! と思う。行為そのものが変態なのではない、行為しようと思う心が変態なのだ。

ただし話が陵辱ものになると、これは何がなんでも強姦系でなくてはならなくなる。ごく普通の女性に対して「変態的」行為を強いることにより、「これでお前は変態だ」というレッテルを強制的に貼ることが出来る。普通のままの心で変態にされてしまう。まあ、女性を辱めるのが陵辱ものの醍醐味なわけだから、そういう展開になるのは当然だが。

私としては「動物と姦りたくってしようがない変態なおねーさん」が好きなので、やっぱり和姦系が好き。

ええっと、陵辱が好きなMな女性の場合は、どうなるのかなあ。(^_^;

醍醐味と言えば、「ごく普通の女性」が動物のセックスにちょっとだけ興味を抱き、それが「人間と動物のセックス」という危ない想像に傾き、ついには一線を越えてしまう、というのも醍醐味があってイイ。普通 → 変態行為に興味 → 変態に染まる、という変遷が美味しい。ただし、こういう展開のストーリーは、必然的に「処女喪失の物語」になる。栗田勇午の作品がイイのは、こういった「普通から変態へ」という変化を描いてくれるところにある、と思う。

「らっきー・らてぃっしゅ・シリーズ」の「創作館ふれ・ちせ」は既に復活していた。しかも4月29日付けで。ぐはぁ。


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