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2003/09/16(火)

尼僧と犬、というのは挫折してしまった。つい昨日のことだ。

書き始めたのは9月3日頃。それからほぼ2週間して、ついに挫折。といっても、その2週間のうち10日ちかくはゲーム(俺屍)したり、ゲーム(機動戦士ガンダム 連邦vsジオン)したり、ゲーム(ソリティア)したりしてたんだけど。

この話、実は尼僧でなくても良かった。ただストーリー中に悪魔が登場する都合上、やはり尼さんとか出てきて除霊に失敗して、そいでもっていろいろ良いようにされてしまうのがイイかなぁ、と。

そもそもの発端は、なんかの本(たしか養老猛司の本だったような)にあった「種の定義」の話。まあいろいろ書いてあったんだけど、その中の「同じ種と言えるのは、交配可能なものである」という説と、「その生物が相手を『自分と同じ種だ』と見なすなら、それが同じ種である」という説。この2説が、私のアンテナをぴくぴくさせたのだ。

私は思った。「ふぅん、じゃあ同じ種同士なら、お互い相手を交配可能と認識しているんだろーか?」「もしその認識がずれちゃったら、他の種と交配したがったりするんだろーか?」

他の種と交配ってことになれば、それはそのまんま獣姦モノになりそうだ。しかし“認識がずれる”なんてこと、普通の状況じゃありそうにないなあ。魔法かなにかで本能レベルの何かをいじられたとか、そういうのでもないと無理かなあ。うん、魔法でそんな極悪なことをするなら、悪魔でも登場させるしかないか。

というわけで、尼僧と犬なわけだ。ストーリー的に妥当であれば、別に尼僧でなくても良かったし、犬でなくても良かった。某お金大好きゴースト・スイーパーでも良かったし(でも私は2次モノはなるべくやらない。ボロが出るから)、某牧場4人姉妹でも良かったわけだ。だから2次モノはやらんと言うに。俺の発想は某学館しか無いのか(-_-;)。

さらに言えば、このアイディアのキモは「交配相手として認識する対象が、他の生物種にずれる」という点なので。それさえふまえれば、別に悪魔を登場させなくっても構わないわけだ。例えば、催眠術をかけられちゃったとか、マッド・サイエンティストの実験台にされたとか、異世界に吹っ飛ばされた衝撃でずれちゃったとか、宇宙人に拉致られて動物園に詰め込まれたものの間違った組み合わせでペアを組まされてあれなんでこいつら交配しないんだおかしいなぁじゃあ無理やりその気にさせちゃえ宇宙人ビーム!! でも良いわけだ。何だ、宇宙人ビームって。

そういうアイディアは出たものの、アイディアが出たからって話を書けるわけじゃない、という罠が仕掛けてあったと。そうだよなぁ。大事なのはいかにハァハァさせるか、いかにソソる獣姦シーンを書くか、って事だもんなぁ。

つまりこれは順番が逆だったわけだ。先にソソるシーンを思いついて、そのシーンに漕ぎつけるためにあれこれ理由を考えるほうが、たぶん無理は少ない。今回は理由を先に思いついて、そこから何とかソソるシーンを考え出そうとしていたわけで、そりゃ苦しいわ。というか、苦しんでまでストーリーをでっち上げるモチベーションが無かったので、素直に挫折することにした。

駄目駄目なアイディアを放り込んでおく、というのは「妄想断片の倉庫」の正しい使い方のはずだ。うむうむ。

私にはどうもこのアイディアを使いこなせそうな気がしないので、使いたい人がいたら、どうぞ。小説といわず、マンガでも2chの書き込みでも告白体験談でも、お好きなように。衝撃告白!! 私の前世は犬だった!! ずれた生殖本能が求めたのは、彼氏ではなく愛犬の……!!

俺屍は今、5年目の半ばだ。決戦間近。


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