大風邪ではなかったようだが、回復に月曜までかかった。眠ってふと目が覚めると、体中びっしょり汗まみれだし。着ているものを取り替えるだけじゃすまなくて、寝具のほうもシーツその他が絶妙にいやんな感じで湿気を吸っているので大変。体力がないのに力仕事が必要という……しかも夜中に。でもその力仕事をやらないと、自分が寝る場所が無い。いや、濡れてても良いなら話は別だ。私はイヤだが。
咳もくしゃみも出なかったが、体がウィルスと戦っていた(らしい)証拠に、青っぱなは出た。が、結局のところ感想としては「ものすげぇ熱だった」以外に言いようもない。言いようもないが、あえて言うなら「ウィルス即撃滅!!で非常にアグレッシヴな免疫反応」に振り回されたって感じ。
んがっ!? ぐ……そ、そうか、週刊誌で1週ごとにちょっとづつネタ明かし(?)していくって手があったか。というか、少年サンデーは最近、この手の予告をよく使うようになったなぁ。毎週水曜日は恐怖の日になりそう。それ以前に、さっさと仕上げて恐怖から解放されろよ、俺。って病み上がりにそんな殺生な (;_;)。
病み上がりって気が少しでもあるんなら、ゲームなんかやってんじゃねぇ。
こないだ買ってきた「楽毅」は、主人公が武将なだけあって、ほどよく面白い。この前読んだ「安子」(1文字目は本当は“日”の下に“安”)は、前半は父親の「安弱」が武将だったが、後半は宰相(になる)「安嬰」が主人公のため、いまいち話に躍動感がなくてノリが悪かった。今度はどうなるやら。
正直言って、自分がこんなに歴史小説を読むことになるとは、思っても見なかった。まあ「真・三国無双」の影響もあるのは確かだ。以前は「歴史モノなんて、結末がどうなるかは歴史でもう決まっちゃってるんでしょ。そんな結末の分かりきったハナシ読んで、楽しい?」と思っていたんだが。いやー正直言って、面白いわ。いや、もちろん作者の力量にもよるんだろうけど。
読む側の趣味に影響される部分はもちろんあるが、少なくとも「結末の分かりきったハナシ読んで楽しいか?」という点は、不当な言いがかりであったと思う。私と同じような理由で歴史小説を敬遠している方、食わず嫌いは良くない。いっぺん読んでみましょう。歴史に興味ないという人には特にお勧め。理由……歴史に詳しくないなら、そもそも結末(歴史的事実)がどうなるかなんて、知らないはずだから(オイ)。
例えば「春秋時代」の「中山国」って聞いて、それがいつ/どこらへんにあった国か分からん!! という人は「楽毅」を読んでも大丈夫。「趙」とか「斉」とかの国も知らなければ、なおヨシ!! 先の展開が読めなくて、けっこうハラハラできる。もう完全に、別な世界の話として読めてしまう。いやー、世界史苦手で良かった。それを言うなら、日本史も地理も英語もそれ以外も苦手だったが。
そう!! 歴史小説を楽しむためには、歴史を知らない方がいいのだっ!! ふーんっ!!(鼻息)
そしてまったく同じ理屈から、獣姦小説を楽しむためには獣姦を(危険すぎるので以下略)。