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荒馬


Ver 1.00

Written by Gubs
Transration by ZooM

オリジナル版(英語)はこちら



私はやっと新しい馬を手に入れた。可能な限りの時間を、これに費やしたのだ。彼は凛々しい種牡馬で、肩までの高さが5フィート半[訳註:およそ170cm]、毛色は黒く美しい。彼を育てるのは期待に満ちたものだったが、たった一つだけ欠点があった。こいつはどうしようもない荒馬だったのだ。手綱を取って連れて行こうとすると立ち止まり、後ずさる。しかも蹴るので、乗ることも出来ない。もし彼を大人しくさせられれば、少なくとも2万ドル以上で売れると思うのだが。

私は、自分のこの小さな農場の調教師でもある。あいにくなことに私が住んでいる地域は人気が少なく、閉鎖的な土地だ。この馬を育て上げるのは、私の最後の希望でもあるのだ。もし失敗するようなことがあれば、たぶん私の土地は銀行に取り上げられてしまうだろう。この種牡馬は、しかし他のものとは違う。彼はマンオーワーの娘が産んだ、純血種のサラブレッドなのだから。とは言え、上手くいっていないのだけど。彼は力強くて、利口で、私の命令を回避するためのいろんな手段を考えることができる。彼の前の持ち主は馬のことはあまり詳しくなくて、だから問題点を大げさに言っていたのだろうと私は思っていた。そんな勘違いは、彼が私の馬小屋に来て1時間しかもたなかった。馬屋に入った彼は見事だった。私はさっそく彼にはみを咬ませると、その背中の鞍にまたがった。乗ったかどうかという瞬間に、彼は馬小屋から牧場へ飛び出した。これほど気狂いじみた馬は見たこともない。私は何とか乗り続けてはいたが、私が発揮できた技術はそれだけだった。彼は繰り返し、繰り返し、柵に体当たりをかけ、ついに鞍を振り落とした。鞍を失った私は、次に彼が棒立ちになったときには放り出されてしまった。即座に立ちあがって、私は柵のほうへ走った。その時には、もう彼は見事なまでに落ち着いていたのだが、私はいったん距離をとった。彼を馬小屋の仕切りの中に入れるために、私は頑丈なロープで出来た輪縄を彼にかけた。実際には彼の後ろで引きずられていたのだが。これはもっとよぉぉぉく考えるべきだったぞ、という気がしてきた。

次の日、私は服を着ながら、彼に言うことを聞かせる方法を考えた。私の身長は5フィート10インチ[訳註:およそ177.5cm]で、バストは34インチ[訳註:およそ86.5cm]のけっこうなものだ。シャワーの後で大急ぎでTシャツとショーツを身に着けたので、一歩々々をゆっくり歩くよう注意しなければならなかった。残りの6ヶ月のために、必死になって金を稼ぐ必要はない。必要なだけの時間はある。小屋へ降りると、私は彼の端綱に引き綱を結びつけた。予想していたとおり、彼を仕切りから出したとたん、戦いが始まった。

私は、小屋の中で調教する事にした。万一、外へ逃げられてしまったら、私には捕まえられるかどうか心もとなかったからだ。この日のレッスンは「触られる事を覚えろ」だった。これには長い引き綱と、私が走り回るための空間が必要だった。彼の心を手に入れようと挑戦しているうち、あまりにも近づきすぎて、彼の蹴りでTシャツが半分に引き裂かれてしまった。しかたないので、私はシャツを脱ぎ捨てた。ブラジャーを着けていなかったし、寒気のせいもあって、乳首はぴんと立ちあがっている。私は綱を握りしめ、10フィートほどの距離からゆっくりと接近を開始した。私が近づくごとに彼は仁王立ちになり、綱にたるみをくれてやるのを繰り返しながら、ついに私は1フィートの距離に立った。立ち止まったまま、ゆっくりと手をさしのべ、彼の肩をそっと叩く。私がその脇腹を撫でているあいだ、彼はまるで岩のようにつっ立っていた。が、ふと私の注意がゆるんだ瞬間、前脚の蹄が唸りをあげて飛んできた。私は飛び下がったものの、着衣の残りはずたずたにされてしまった。かつて半ズボンだった細長いボロ切れを、私はむしり取った。私は、パンティーひとつでそこに立っていた。馬仕切りへ戻すために素っ裸で彼に乗ってみるなんて、とんでもない。見張りも無しで彼をここに置いておくわけにも、いかない。だから私は、レッスンを続けることにした。私は「近づいて最初のタッチ」を繰り返した。

彼は静かに立っていた。ゆっくりと、彼の肩から腰に達するまで、私の手が撫でてゆく。私はそうっと胸のほうへ行ってみた。まだ動きはないままだ。レッスンが効果をあげているのでは、という希望が湧いてくる。突然、下腹部の中で催してきたものがある。小用を足さないといけない。いまいましい事に、選択肢などなかった。彼を調教している最中だったから私はそちらに心を奪われていた。他の事は、どうしたってろくでもない事になる。私は彼を放置しておくわけにいかなかったし、そこらへんには彼を繋いでおくのに充分な強度のあるものは、何もない。やっと上手くいきそうな時に、レッスンを終わらせたくは無かった。私は、馬小屋の隅を使う事にした。まあ、何とかなるだろう。彼を隅のほうへ引っ張っていくまで、蹴りが3回、さお立ちになったのが2回。抵抗としてはいい量だ。でも近づくことはしなかった。そしてついに彼を小屋の隅まで連れて行って、私はそこにうずくまる事が出来た。金色の液体が、私のプッシーからほとばしった。彼はそれに、いたく興味を惹かれたようだった。流れの中にまっすぐ鼻面を突っ込んでくると、軽蔑するかのように、歯を剥いて唇を歪める。私がしゃがんでいるところから、巨大なものが勃ちあがってくるのが見えた。この男根のサイズときたら……!! 私はぞくぞくした。

私が立ちあがったとたん、種馬のやつが私に突っかかって来た。私は干し草の山の上に突き倒された。彼は、その肉棒がまさに私の股間にくるように移動すると、突き上げた。最初のひと突きはもうちょっとで私をノックアウトするところだったが、その次のは見事に私の穴に突き刺さった。彼の男根の、20インチの全長のうち、少なくとも6インチが埋没していた。膣内に潜りこんだものの全てが、今まで想像だにしなかったような打撃をクリトリスに与える。こんな絶頂感は、感じたことも無い。突き上げる軌跡が、体をつらぬいて砕け散るようだ。スピードが上がり、激しく、さらに激しく、彼は突き上げる。そんなに連打されたら、壊れてしまう。その一撃ごとに私は、さらに高い絶頂へと運ばれてゆく。わずか10分ほどのことだったが、私にはまるで永遠に続くかと感じられた。そして突然、彼はイった。ほとんど3ガロン[訳註:およそ 11.5リットル]もの射精が、私の体中にぶちまけられた。その時になって、彼は首を伸ばすと、私を舐めた。ゆっくり、私は立ちあがった。まだ、途方もないオルガスムスの高みから戻ってくる途中だった。そして私は、その馬を抱きしめた。30分前には、触れることすら出来なかった馬を。私は調馬索の端のあたりを輪っかにすると、くつわのはみとして使えるように、反対側へ結びつけ、そして上にまたがった。全裸の私は、鞍も付けていない馬に乗って、馬小屋から出た。彼のトレーニングは終わってなどいなかったが、これ以降、彼をあつかうのはずっと簡単だった。私はもう、彼に怪我させられる心配など要らなかった。彼は喜んで乗せてくれたし、毛づくろいされたり、誘導されたりしても全然騒がなかった。私は再び、彼とセックスしたが、その後はどんな男ともつきあっていない。どういうわけか、私は絶対にこいつを売ることは出来なかった。馬の訓練をどんな風に始めるべきか、私はいまだに悩んでいる。


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