SFやミステリなどで名高い深町氏のエッセイ。翻訳にまつわるあれこれが綴られている。翻訳志望者への提言として書かされた、という背景もある。読み物としてもおもしろい。
「心技体」で言うならば、「心」の指南書。
日本語と英語の発想の違いを、さまざまな例文を用いて丁寧に解説してくれる本。英文・直訳日本文・意訳日本文を並記していたりするので、私のように「英語は呪文です」レベルの人間にも、理解しやすい。
「心技体」で言うならば、「技」の指南書。
英日/日英翻訳ツール。WEB翻訳・テキスト翻訳・マウス辞書など、多様な翻訳モードを持っているが、私はテキスト翻訳しか使わない。他の翻訳ツールと一線を画しているのが、「パターン登録」機能。例えば「take #:1 for a drive」というパターンを登録して、「#:1 をドライブに連れていく」と訳させることが出来る。#:1 は変数扱いになるので、実際の英文ではどんな単語が入ってもかまわない。複数の単語が入ってきたときに対応しきれなかったりするのが、唯一の(そして最大の)弱点である。IBMさん、これ、直してよ。
「リーダーズ + プラスV2」と共に、私の「心技体」の「体(文法)」を担ってくれるツール。左脚と呼んであげよう。文献ではないけど、挙げておきます。
CD−ROMの英和/和英辞典。俗語・卑語を含めて、46万語におよぶ大量の語を収録している。類義語などを参照させるときも、マウスクリック一発で飛んでゆく。どんな英単語だろうと受け止める、まさに鉄壁の防御力。でも、あの、図が表示されないんですけど……どうしてでしょう?
「翻訳の王様」と共に、私の「心技体」の「体(語彙)」を担ってくれるツール。右脚と呼んであげよう。文献ではないけど、挙げておきます。