いけない。そんなことを言ったら、本当にやるところを想像してしまう。


素っ裸で、馬囲いの中で生活する自分。下帯ひとつ着けず、鍬を引いて畑を這いずる自分。

平太はきっと、あたしを村の連中の競りにかけるだろう。あたしは裸を村のみんなの目に晒し、四つん這いで股を開いて、熟れ具合を鑑賞される。

誰かがあたしを競り落とすだろう。そして仔を産ませるために、あたしは働き者の馬と交合らせられる……。

毎日のように馬の巨体に責められて、そんなあたしを見て、あたしを買い取った主人は早く馬の仔を産めと励ましてくれる。イワオではない馬と交合るあたし。イワオではない馬の仔を産まされるあたし。


そして年が変われば、別の農家に買い取られ、別の馬と交合ることになる。馬と交合るあたしを、その百姓の家族たちが見つめている。ちいさな子供が、あたしを指さして母親になにか聞いている。母親が子供を叱りつける。あたしはその子供のために、自分の胎に馬の精が注がれていることを教えてあげよう。股を開いて、どうやって注いでもらうのかを見せてあげよう。

さあ、おねえの滴りをご覧、ぼうや。