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海辺でのある一日


Ver 1.00

作:Tiny
翻訳・加筆:イーラー



彼女の名前はジェシカ。27才。海産物関係の会社に営業スタッフとして勤める彼女はブラウンアイに東洋人かのような長い黒髪を腰近くまで伸ばしていた。身長は170cm。肉付きは程よくソフトなラインでふくよかなヒップラインに続き、決して無駄なシェイプはなかった。胸は大きすぎず、しかし、ビキニの上の部分を充分に満たしていた。

彼女は会社が与えたリゾート旅行のフリータイムのスケジュール下で他のメンバーとは違ったコテージに宿を取っていた。そこはまるでプライベートアイランドの風情で、コテージを数分歩けば、彼女以外、姿はなかった。

ベージュのビーチを抜けると磯場があった。朝食後の散歩がてら、泳ぎ遊びには飽きていた彼女は、サンドビーチを抜けて、その磯場に向いていた。仕事柄、海洋生物に詳しい彼女は、磯場の潮だまりを観察するのが好きだった。足は程よいサイズの潮だまりの際で止まった。

より近くで潮だまりの生物を観察しようと“初め”は思い、彼女は取りあえず、ビキニになり、潮だまりに躰を浸してみることを思いついた。

海は、信じられないくらい暖かかった。

西ワシントン州に住む彼女にとって、まして、アラスカや他の寒い海流の流れる地域の海に比べたら、まるでそれはお風呂に入っているかのようだった。

彼女の長い髪は潮の流れで、海草のように彼女の後ろにたなびいていた。

彼女は朝から、いくつかのきれいな潮だまりをチェックして回ったあげく、そこに辿り着いていた。

潮だまりは彼女の体の倍以上はある広さだった。一部は外に繋がっていたが、外の波の影響はあまり受けない状況だった。

熱帯性の海は彼女に特別な自然たる魔力を働かせ始めた。彼女は潮だまりにの岸に腰を下ろしてみた。

波が彼女のビキニを通過して、彼女にある刺激を与え始めた。彼女は少しため息をついて潮の流れを見つめ、海洋生物の観察とは別の目的で、下半身だけを潮に浸し始めた。

水中でなければ、彼女の股間から、ある特別な液体が滴り落ち始めたであろう感情を持って…。

彼女の下半身はほぼ90度に近い形に海中に浸された。

夢の中の出来事のように、彼女の腰にかろうじてかかっていた紐を緩めた彼女。ビキニのパンティを取って、海藻でおおわれている岩のふちに腰を預けた。海草の茎が彼女の下半身の間をなぞるのを感じていた。

潮は彼女をやさしく愛撫した。そして、彼女の気持ちは徐々にそれに応え始めた。

大洋の流れを受け入れるように繰り返し潮は彼女に向かって入りこんで来る。彼女は彼女の太もも、クリトリス、陰唇にその愛撫を受け入れようと、より広く足を開いた。

潮だまりは彼女だけのものではなかった。もちろん、他の生き物たちとも共有をしていた。

ウナギが海藻の中から飛び出て来た時、彼女は最初は驚いて飛び上ってしまった。しかし彼女の意識に、ある突飛な妄想がそっと侵入し、彼女を占領した。彼女は、これから始まるであろう、特別な物語の展開に期待するべく、足を大きく広げた姿勢を取った。ここちよい潮のマッサージは彼女をリラックスするよう言い聞かせるかのように続いた。

意を決するように、彼女は少し大きく息をして、彼女自身の奥底を海に向かってより、さらすため、指を使って彼女の海藻に覆われた彼女自身のラビアを広げた。2、3分程すると、ウナギは彼女の足元に顔を出した。

小さい目であたりをうかがう様にしたあと、ウナギは新しい隠れ家を見つけたかのような動きを見せ、少しづつ上に向かって泳ぎ始めた。

広いとは言えないが、彼(ウナギ)にとって、そこは暗く、保護されるには充分と思われた。

「アッ!アッ!ウッ!ゥウ〜〜〜ゥ、ハァ、ハァ、ハァ…」

女性はそのヌルヌルした生き物の取った行動に、歓喜の喘ぎ声を発した。ウナギは10cmほどすんなりと彼女の中に潜り込んでいたが、更に全身を収めようと強烈なうねくりを彼女の中で起こし始めた。

「ウッ!アッ!ァアアァ〜〜〜ンゥ」

彼女は一瞬でイッてしまった。痙攣して、イッた状態のままの彼女の膣は、ウナギを強く圧迫した。ウナギはそれに耐えきれず、体勢の反転を試みた。

彼女は強烈な快感の中からも、自分に起こっている事態がどういう状況か気になり、薄眼を開けて、股間に目をやった。…ウナギは、彼女の割れ目から数センチ、顔を出していた! そのあり得ない淫蕩な光景に彼女はまたオルガスムスの波に呑まれた。

ウナギは最初の思惑と違い、彼をあまりに締め付けてくる熱い穴に見切りをつけ他の寝ぐらを探すために、再び、彼女に強烈な快感をもたらすべく、大きくうねって、彼女の中から脱出した。

「アーーーッ! ゥウッ・・・・」

彼女は後ろに反りかえって、イヤらしくも魅惑的な生物の訪問の余韻に喘ぎながら浸っていた。それが少しづつ冷めかけて来た時、まだ、物足りなさを感じた。(というか、さらに刺激を求めたくなったと言うべきか…)

彼女は、ウロチョロ見え隠れする小さな魚たち、イソギンチャク、ヒトデなどを眺めながら、次に彼女の疼く二つの襞に挟まれた肉奥を喜ばせてくれるものの到来を待った。

数分の間は何事も起こらなかったが、彼女がもたれかかっている岩の肩口に、何かモゾモゾするものを感じた、彼女の目に入って来たものは、数センチのヤドカリたちだった。いいアイデアを思いついた彼女はそれらをやにむに、ビキニの上の両方の生地の中に放り込んだ。ヤドカリは面食らって這い出そうとして、彼女の先ほどから痛いほど晴れ上がったように硬くなっている乳首あたりをカリカリと掻き始めた。

「ウ、ウ〜ン、アア…」

その動きは彼女の計略通りだった。しばらくは彼女の胸の両突起の先端あたりで彼らは往復し、やがては、ビキニの外に脱出を果たした。次の(彼女の下半身に訪れる)イベントの繋ぎとしては、充分な快感を彼女に与えて。

その間も、寄せる潮の流れは彼女の秘唇を愛撫し続けた。彼女は自分自身が何かを期待してそうしていることを、ちょっと恥ずかしくなりつつあった。

しかし、その時、次の自体の、前兆が現れた! 小型のサメだった。

彼女が次の事態を迎える前に、海草をついばんでいた、たくさんの小魚たちはパニックになった。逃げる場所を求め…

その中のひょろ長い1匹が真っ先に、サメから逃れるのにふさわしい、隠れる場所を一瞬で本能的に探し当てた。それは彼らの居た海草の森に降りている長い2本の柱の上の方の中央に、海藻に似た黒い茂みの中にあった。そして、真っ先にその小魚は見つけた穴に飛び込んだ!

それを見た他の小魚も先に潜った彼にならって、狭い、しかしそれは温かく、柔らかい穴に一斉に逃げ込んだ。

「ハァ〜ァン、クフッーーゥ」

彼女はうっとりと眼を閉じた。10cm足らずの小魚達の潜り込み始めた数は、20は超えていたようだ。

細長いヌルヌルの魚たちは、我先に広い中で安心したいと、熱く狭い入り口あたりに、グリグリと、潜り込もうとしてもがいていた。次々に、それらは結局すべて彼女の奥深くまで潜り込んだ。

「ァアゥウウウ、クククゥ、ハァ」

彼女はまた、あっという間にイッてしまう。彼女は無意識に、膣筋を収縮させた。大量に自分の体内、聖なるソコは、侵入した小魚たちでパンパンに膨らんでいる感覚を感じながら。(犬とHしちゃって、犬のペニスが中でコブが膨らんできたときは、こんな感じなのかしら…と頭の片隅で思った。)

充分な快感を彼女に与えた小魚たちは、そのうち、彼女の情熱的な熱さと圧迫にに耐えきれず、1匹、2匹と、彼女の体内から脱出し始めた。まるで、彼女が小魚を出産しているような光景だった。

サメはもうどこかに行っていて、安全を確信したかのように小魚たちはどこかに散って行った。

2度目の来訪者に充分、満足した彼女は潮だまりの岩に躰を預け、そしてそらせ、目を閉じ、降り注ぐ南国の太陽の温かさを味わった。しかし、彼女はまだ、完全に満足できないでいた。

ふと気がつくと今度は、いつの間にかヒトデが、彼女の足を這い上がって来て、足の結合部、もう一つの海草の茂み、そう、彼女のクレパスを覆う茂みの中心に向かっていた。そこには、先ほど来の淫靡な来訪者たちに興奮して隆起しきった、貝に似た襞と突起があった。彼女は驚いた。しかし、同時に歓喜の期待もして、身をよじらしたので、ヒトデにとっては好都合に、彼女はヒトデに彼女の貝の中身をさらけ出すスキを与えた結果となった。(しかし、それは、彼女が進んでそうしたのだが…)。無数の小さな、先が吸盤となったヒトデの触手が彼女の豊満な肉襞にその足を喰いこませ始めていた。彼女の彼女自身を貝(獲物)だと思っているヒトデは口から消火体(胃袋)を出し、クリトリスに吸い付き始めた。

「ムゥ、ァァアアァァ〜」

それは、まったく異質な奇妙な快感だった。

彼女が楽しみ始めて随分、時間が経ったのと、身体も潮気に少しさらし過ぎたと感じて来た彼女は、もうそろそろにしようと、最後にもう一度、海中を見廻そうとした時、彼女は、彼女の両の肉襞全体で、ザワザワとしたやさしく、全体を包むような愛撫に似た感覚を感じていた。良く見ると、ヒトデとは別に、大きめの吸盤が付いた何本かのニュルニョロと動く複数の足を見つけた。それは少し茶色い色をしていた。そんなに大きくはない、胴体のサイズは拳大程の蛸だった。そして、次に起こる事態は想像に難くなかった。彼女はタコが暗い穴に潜る習性であることを、タコ壺漁の存在で、当然理解していた。そして、最後に現れた生き物は明らかに、彼女の奥底に興味を示しているように見えた。

「アッフゥ、ノー、ノー、」

より強く吸盤の力を発揮してきた蛸は、彼女の内なる襞まで次々と触手を延ばして吸ってきた。更に、これから入るための穴の中にも、事前調査のために…。

小さいとはいえ、拳ほどの大きさのものが彼女の中に収まろうというのだから、最初は不安だった彼女も、彼(蛸)が軟体動物であることを思い出して気を取り直した。彼らはどんな形にも納まる。

彼女はできるだけ足を開いて、蛸の訪問を迎える準備をした。

蛸はその彼女の気持ちを察するように、いよいよ、いまいましく卑猥な動きの触手で、自ら進路を確保するために広げた、彼女の穴の中にその体を潜り込ませ始めた。

「ヒィアアアァァァー、アッ!アッ!アッ!」

ウナギや小魚は、蛸の前には比較にはならなかった。いったん、体全部を潜り込ませた蛸は、今度は彼女の中から、足だけを出して、彼女の敏感な部分(クリトリス)や淫乱な襞をさわさわとまさぐる様に這わせ始めた。

一つの足は子宮の中まで入り込んでいた。とんでもない(食べ物ではない)下半身の満腹感。膣、クリトリス、内外の陰唇、アヌス、全ての彼女の下半身の快感感覚器官を凌駕する蛸の仕業!…彼女はあまりの快感に顔を歪め、体をエビ反らせて耐えた。すでに、快感の嗚咽すら声にならず、失神してもおかしくないイキ方だった。そして、その絶頂は波のように繰り返し彼女を襲う! 快感でのた打つその度に、彼女の下半身は、蛸を締め上げる。しかし、蛸は逆にその、温かい安住の人間(雌)の暗渠を追い出されまいとしてか、対抗するかのように動きを彼女に返した。終わりなき無限地獄の責めの様に!

彼女は幾度か海中に滑り落ち、そのまま、繰り返し押し寄せる快感に、潮に浮かんだまま、このまま溺れるのだろうかと遠くなる意識の中で思った。

潮も満ちて来て、身の危険を感じた彼女は、とりあえず、そこを去ろうと、蛸を彼女の体内に留めたまま、必死の思いで、魅惑の潮だまりから這い上がった。

蛸は一向に彼女の体から出て行く気配はなかった。潮だまりから出れば、蛸は自分から彼女の体を後にするだろう…との彼女の甘い予想に反して…。彼女に更なる快感を与え続けながら…。

必死で立ち上がり、歩いて見ても、その事態は変わりはしなかった。そして、逆にそれは彼女により高い快感を与える結果となり、彼女は、砂浜に両の膝を折って崩れ落ちるしかなかった。

彼女は仕方なく、潮がまだ満ちてきていない安全な潮だまりを見つけ、必死に這って動き、下半身を浸した。さすがに蛸も、ずっとこのまま蛸に巣くわれるんじゃないかという彼女の不安を感じたのか、もぞもぞと体全体を彼女の奥底でよじらせ、這いだす気配を見せはじめた。それが、また、彼女に快感の蓄積を増やすだけだったわけだが…。そして、それは、まるで彼女が赤ん坊を産んでいるのような光景を見せ、蛸は姿を彼女自身の秘部からゆっくり出現し始め、しかし、多くの触手はしっかり、彼女のクリトリスや陰唇やアヌスに張り付いたままながら…。

まるでエイリアンを産むようなその異様な光景は、徐々に進行したので、彼女は最後のその儀式を充分な快感と共に終えることができた。

“午後には次のリゾートのスケジュールがあるんだっけ…”彼女はうわ言の様に呟きながら、水着を着け、彼女の生涯において味わったことの想像を超えた快感の余韻に、足元をふらつかせながら、後ろ髪を惹かれる思いで、潮溜まりを後にした。遠くではコテージのスタッフがランチであることを伝える鐘を打ち鳴らしていた。


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