雑談の広場:コメント投稿
[ 759 ]
Re:小説を書いてみたいと思います。
[ 名前:
ノリチカ
]
[ 日付:
2006年07月14日(金) 00時01分
]
6月の日曜日、毎日雨の日が続く梅雨のさなかだったがその日はよく晴れていた。とはいっても日差しは弱くそれほど暑くもない、毎日を裸で暮らす夕紀にとって気持ちのよい日だった。そんなのどかな日に夕紀は武丸の花嫁になった。
「…生涯変わらぬ愛を誓いますか?」
牧師の言葉に夕紀と武丸は目と目を合わせると沈黙をもって答えた。
夕紀は武丸と同じ四這いの姿勢だった。それも武丸よりも目線が高くならないように肘と膝を地面につけてお尻を後ろに突き出した苦しい姿勢だった。そして身に付けている衣装は花嫁らしく白で統一されてはいたがグローブとガーターでつるされたストッキング、レースのベールだけだった。形のよい乳房もしみひとつない丸いお尻もさらには最も秘められてなければならない性器すらすべて丸出しだった。
加寿子の屋敷の庭に設けられたパーティー会場、そこでついに夕紀と武丸の二人いや二匹の結婚式が開かれていた。もちろん結婚式とはいっても当然正式なものであるはずもなく牧師も本当の牧師ではなく加寿子の友人の真似事でしかない。それでも夕紀にとっては真剣だった。
「おめでとう、これであなたも本当の牝犬ね」
久しぶりに会う早智子の手で夕紀の細い首に真新しい赤い首輪が巻かれた。
「…ありがとうございます…」
夕紀は素直に首を差し出してそれを受けると、顔をあげて早智子を見て微笑んでうなづいた。
武丸の首にも加寿子の手で黒く力強い首輪が巻かれた。
牧師が静かに結婚の成立を会場の人々に告げた。会場の人々は夫婦として結ばれた二匹の犬に祝福の拍手を惜しまなかった。
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> 6月の日曜日、毎日雨の日が続く梅雨のさなかだったがその日はよく晴れていた。とはいっても日差しは弱くそれほど暑くもない、毎日を裸で暮らす夕紀にとって気持ちのよい日だった。そんなのどかな日に夕紀は武丸の花嫁になった。 > 「…生涯変わらぬ愛を誓いますか?」 > 牧師の言葉に夕紀と武丸は目と目を合わせると沈黙をもって答えた。 > 夕紀は武丸と同じ四這いの姿勢だった。それも武丸よりも目線が高くならないように肘と膝を地面につけてお尻を後ろに突き出した苦しい姿勢だった。そして身に付けている衣装は花嫁らしく白で統一されてはいたがグローブとガーターでつるされたストッキング、レースのベールだけだった。形のよい乳房もしみひとつない丸いお尻もさらには最も秘められてなければならない性器すらすべて丸出しだった。 > 加寿子の屋敷の庭に設けられたパーティー会場、そこでついに夕紀と武丸の二人いや二匹の結婚式が開かれていた。もちろん結婚式とはいっても当然正式なものであるはずもなく牧師も本当の牧師ではなく加寿子の友人の真似事でしかない。それでも夕紀にとっては真剣だった。 > 「おめでとう、これであなたも本当の牝犬ね」 > 久しぶりに会う早智子の手で夕紀の細い首に真新しい赤い首輪が巻かれた。 > 「…ありがとうございます…」 > 夕紀は素直に首を差し出してそれを受けると、顔をあげて早智子を見て微笑んでうなづいた。 > 武丸の首にも加寿子の手で黒く力強い首輪が巻かれた。 > 牧師が静かに結婚の成立を会場の人々に告げた。会場の人々は夫婦として結ばれた二匹の犬に祝福の拍手を惜しまなかった。 > >
「…生涯変わらぬ愛を誓いますか?」
牧師の言葉に夕紀と武丸は目と目を合わせると沈黙をもって答えた。
夕紀は武丸と同じ四這いの姿勢だった。それも武丸よりも目線が高くならないように肘と膝を地面につけてお尻を後ろに突き出した苦しい姿勢だった。そして身に付けている衣装は花嫁らしく白で統一されてはいたがグローブとガーターでつるされたストッキング、レースのベールだけだった。形のよい乳房もしみひとつない丸いお尻もさらには最も秘められてなければならない性器すらすべて丸出しだった。
加寿子の屋敷の庭に設けられたパーティー会場、そこでついに夕紀と武丸の二人いや二匹の結婚式が開かれていた。もちろん結婚式とはいっても当然正式なものであるはずもなく牧師も本当の牧師ではなく加寿子の友人の真似事でしかない。それでも夕紀にとっては真剣だった。
「おめでとう、これであなたも本当の牝犬ね」
久しぶりに会う早智子の手で夕紀の細い首に真新しい赤い首輪が巻かれた。
「…ありがとうございます…」
夕紀は素直に首を差し出してそれを受けると、顔をあげて早智子を見て微笑んでうなづいた。
武丸の首にも加寿子の手で黒く力強い首輪が巻かれた。
牧師が静かに結婚の成立を会場の人々に告げた。会場の人々は夫婦として結ばれた二匹の犬に祝福の拍手を惜しまなかった。