「NO DOG NO LIFE」に続く、栗田勇午2冊目のコミックスです。基本的には短編集ですが、収録作品のうち「ソナちネ」は全6話(+1)のシリーズになっています。出版年月日は 2006/02/01 となっていますが、2005/12/19 現在ですでに店頭に売られています。
内容は前作と同じく(ほぼ)すべてが獣姦ものとなっています。「ほぼ」というのは、「non stop girl a Go Go」「(同)2」が厳密には動物とのセックスではなく、カエルや蛇などの膣挿入がメインになっているからです。が、それを含めたとしても動物以外との性行為はいっさい無しという短編集です。
前作と違っている点は、相手の動物が犬だけでなく、豚や馬、猿、さらには蛇(ちゃんとペニスを挿入している)までいることです。作者もあとがきで書いていますが、バラエティに富んだ短編集と言えます。というか、複数作家さんのアンソロジーならともかく、単独の作者さんでこれだけ多種類の動物相手に獣姦マンガを描いたというのは前代未聞です。あまりに多種類すぎて、ジャンルにまとめ切れていません。
2冊目ともなると絵柄や展開なども(読者の側が)慣れてくるため、人によってはあまり新奇性は感じられないかも知れません。が、全体的なクォリティは平均よりはるかに上と思いますので、押さえておいて損はない1冊でしょう。
参考までに、収録作品の一覧を以下にリストアップしておきます。初出については、コミックスの最後のページにある「初出一覧」を参考にしています。