短編集です。収録作品中の「神雄瀞の館(後編)」が犬モノになっています。ちょっと読みにくいタイトルですが、これは「“かみおすとろ”の館」と読むようです。
柿ノ本歌麿という作家はSM・陵辱系の作家ですので、収録作品はすべてそういうお話になっています。「神雄瀞の館」も陵辱系のストーリーで、陵辱の仕上げとしての獣姦という位置づけです。ただし相手の犬は複数で、仰向けにした大型犬に騎乗位(!)でハメた上で、バックからアナルに、さらに前から口に、という感じでの同時多発獣姦プレイを行っています。
残念なことに犬の描写がやや貧弱で、ややもすると犬の格好をした人間と姦っているように見えてしまいます。もし犬の描写がリアルだったら、その絵だけでも買う価値があったかも知れませんが……。