アンソロジーです。収録作品中の「山犬」(作・高松誠人)が、獣姦的イメージの作品です。が、これは結局のところ「山犬に犯されるという悪夢」であって、実際に山犬に犯されているわけではありません。それでも描写として犬が登場してくれれば良かったのですが、実際には人間の男……。
つまるところこれは、「自分を犯す男」を“山犬”と呼んでいるだけです。獣姦ものが欲しいなら、入手する価値はありません。