メインはSMで、獣姦はヒロインへの陵辱として行われるという位置づけです。
ストーリーが非常にダークというか、ハードな内容で、趣味に合わないかたは読まないほうが無難です。ヒロインと犬(または責め手側の登場人物)との間には、精神的な共感や愛情といったものはありません。また、ヒロインが積極的に状況を受け入れることもありません。徹頭徹尾、ヒロインは被害者の立場にあります。いちおう、購入前に立ち読み等で雰囲気を掴んでおくことをお勧めします。読んでから後悔しても遅いですから。
この小説には上巻(人妻・地獄の生贄)もあるのですが、そちらは獣姦はありません(下巻への伏線として、獣姦への言及はある)。すべてSM、またはアナル姦です。
肝心の獣姦シーンですが、まず、蛇の膣挿入から始まります。その後、ストーリー上は少し間が空いてから、獣姦ショーとして犬との交合があります。犬種はドーベルマンとシェパード。なお、この時点でヒロインはすでに夫との間の子供を妊娠しているので、妊婦を獣姦するというシチュエーションでもあります。さらにその後ストーリーが進んでから、蛇を使ったアナル姦とか、黒人男性と犬を同時に相手にする3Pとかのシーンも出てきます。
そういうふうに見ていくと、獣姦ものとしてはけっこう盛りだくさんな小説ではあります。
出版年月日がやや古いですが、著名な作者・出版社でもあり、2002年現在でもさほど困難なく入手できると思います。値段がやや高めですが、初版の出版からだいぶ時間がたっているので、古本屋さんを狙うという方法もあるでしょう。