獣姦という文化(?)について、まじめに考察した本。有史以来、文化の中で獣姦がどう位置づけられてきたのか、ということがメインになっています。
著者略歴を見ると、オランダの生物学者・作家で、一貫して人間と動物との共通基盤に焦点を合わせて執筆活動を行ってきた、とあります。文中、著者が友人から「また獣姦の本を書いているのか」と言われたとの記述があるところから察するに、獣姦関連の本はけっこう書いているのではないかと思います。
図はかなり豊富で、なかには浮世絵などもあるのですが、本文とはあまり関係ないのがちょっと残念。