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2003/12/24(水)

いやー、早いもんで今年も残りあと1週間。そろそろ年越しの準備でも始めねばなるまい。というふうに話題を振って、意地でも某宗教のイベントの事は書かないっす。書くことも無いしな。くそぅ。

まあ、それはともかくとして、日が過ぎたら暴落した菓子を喰いまくり……は減量が台無しになるしなぁ。

17日分、および21日分の妄想を書いていて思ったのだが、漢字にルビを振る機能が欲しかった。「女(むすめ)」などと書くのではなく、やはり「女」という字の上に「むすめ」とルビを振りたい。そういうことを実現する方法があるのは知っているのだが、どうやるのか忘れてしまったし、妄想書いてる最中に調べていちいち動作を検証するというのも面倒だったので、結局は括弧書きでお茶を濁してしまった。

で、今日、ようやく調べた結果によると、<ruby> タグというものがあるらしい。まさにルビを振るためのタグで、ただし非常に残念なことに I.E. の独自拡張タグだそうな。ということは、Mozilla/Netscape や Opera では使用できないと言うことだ。私がメインで使用しているブラウザは Mozilla なので、これでは私自身が恩恵にあずかれない。

くそぅ、どうにかしろよ W3C、などと爪を噛んでいたところが、なんとスタイルシートを利用して Mozilla でも <ruby> タグを有効にするということをやっている人がいた。ええっと、こんな変態エロサイトからリンク貼るのもなんだが、暁に死すというサイトの、Mozilla でルビ表示というページだ。

これはありがたい。やってみると、確かにルビ表示ひょうじが出来る。が、しかし!! こんどは Opera が駄目だ。いや、元から Opera は <ruby> には対応していないのだが、スタイルシートを使っても駄目なまま。どうやら、自分の知らないタグについては、いっさい無視を決め込んでいるらしい。

これはちょっと、つらい。獣夢宮の対応ブラウザとしては、いちおう Internet Explorer 6.0 / Mozilla 1.4 / Opera 7.03 の3種類を挙げているので、Opera だけ仲間はずれにするわけには行かない。って、だったら普通に <ruby> を使うのも駄目じゃん。I.E. でしか使えないんだから。

じゃあ、Opera も含めて、上記3種類のブラウザでルビ表示が行えるようにする方法は無いものか。しばらく頭を抱えたすえに、<span> を使うのはどうか、と思いついた。つまり <span class="ruby"> とかいうふうに記述して、スタイルシートで span.ruby { なんとかかんとか } とやるわけだ。実際にはルビ表示するためには、漢字部分を <rb> で括ったり、ルビ部分を <rt> で括ったりという記述が必要になるのだが、<span> タグは入れ子も可能なので問題ない。さらに言えば、<ruby> タグはしょせん I.E. の独自拡張なので厳密には文法違反(?)だが、<span> は正式に認められているタグだから、むしろこっちのほうが望ましいかも知れない。セマンティック・ウェブとしては云々、という意見もあるかも知れないが、独自拡張タグという点を見逃して <ruby> を推奨するということもあるまい。

というわけで、実際にやってみると以下のようになる。

むかし、むすめありけり。年の頃とて貧しかりけるが、いずれにかえにしあらんとて、父母ちちははとともに居りたり。

どうですか、Opera の人、ちゃんとルビ振って見えてますか。私の環境では見えてました。Opera のバージョンは 7.20 ですけど(って、対応ブラウザのバージョンを変えとかないといかんな)。

ルビ部分のスタイルシートはこのページの <head> 内に記述してあるので、参考にしたい人はソース見て持ってくよろし。まあ、ほとんどは「暁に死す」からのコピペなんだが。

古文をサンプルに出されても、いまいちなぁ、というエロス・ドリブンな人もいるだろうから、もうひとつ、エロサイトならではの例を挙げておこう。

「さて、浜緒くん」所長の顔に悪魔のような笑みが浮かんでいる。「覚悟は良いかね? これから君をじっくりと調教 し つ けてやることとしよう。馬と獣姦 や る のが大好きな、見事な社畜しゃいんに、な」

ルビの中に全角空白入れまくりなのは、今後そのうち課題できればということにしておこう。


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